臨床研修施設
深谷赤十字病院
北部
474床
3次救急
JR高崎線「深谷駅」よりタクシー5分、徒歩20分
臨床研修施設
3次救急
がん拠点/連携
チーム医療
住宅補助有
学会補助有
時間外手当
症例数が多い
託児所有
(初期)埼玉県北部に位置し1日の外来数は約800人。病床数は474床。研修医数は病床数に対して比較的少ない8名なので、各研修医が多くの症例に接し密度の高い研修を受けられ、個々の研修医の要望に応じた融通性のあるプログラムを組んだ研修ができます。
(後期)基幹として内科・救急科・総合診療のプログラムを擁し、連携としても多くの科が多くの病院と協力しています。三次救急病院であるため様々な症例を経験できす。
救急科
深谷赤十字病院救急科専門医修練プログラム
救急科
深谷赤十字病院救急科専門医修練プログラム
救急科
深谷赤十字病院救急科専門医修練プログラム
濃密な3年間で多彩な救急症例を経験し、医師としての土台を築く
専門分野を究める前に医師として幅広い症例を経験したいと考えた大島先生と、臨床研修で救急科の楽しさを知った瀧先生。 救急診療科専攻医3年目の仲良しコンビお2人に、印象深いエピソードや救急医のお休み事情などを伺います。
更新日:2024年02月
大島 綾乃/瀧 りえおおしま あやの/たき りえ
医師期間
専攻医3年目(医師5年目)
出身大学
群馬大学【大島医師】/ 関西医科大学【瀧医師】
お住まい
賃貸(家賃の半額、上限28,500円)
プログラムスケジュール
プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です
医師としての土台を築くために救急科を選択
【大島医師】 もともとは整形外科志望なのですが、最初から専門領域を絞ってしまうと有害事象が生じた時に対応できないのではないかという懸念がありました。整形外科に進む前に患者さんの全身管理や急変対応を身につけておけば、何かあった時にも自信をもって対応できるのではないかと思い、こちらのプログラムに応募しました。 【瀧医師】 私は手を動かすのが好きなので外科を志望していて、臨床研修も最初に外科、次に救急科と回りました。救急科はたしかに忙しかったものの、それが苦にならないほど毎日楽しくて(笑)。しっかり指導していただきながらも「これはできるだろう」というところは任せてくださり、救急科ならではの魅力を感じたことが決め手でした。
専攻医ながら責任ある仕事を担う濃密な3年間
【大島医師】 深谷赤十字病院は北部医療圏で唯一の第三次救命救急病院のため、工場や農作業でのけがから100万人に1人の希少疾患まで、多彩な症例を経験できることが特徴です。症例が豊富すぎるので、専攻医同士で患者さんを奪い合うようなことは決してありません(笑)。研修を始めて1年もすれば一通りの症例を経験できると思いますし、非常に濃密な3年間を過ごせるのではないでしょうか。実際に以前、交通事故にあったお子さんがショック状態で搬送されて来た時、私たち2人と研修医でだけ救命処置をしたことがありました。胸骨圧迫、アドレナリン投与、開胸して心臓を直接マッサージ…といった一連の流れをすべて自分たちで判断し、心拍が再開した時には何とも言えない達成感がありました。
ストレスフリーで働けるのは、万全のバックアップ体制のおかげ
【瀧医師】 私たちが自由にのびのびと仕事ができるのは、上の先生方が汗をかいてくださっているおかげだと感謝しています(笑)。不安なことがあればいつでも相談できますし、間違っているところがあればすぐに軌道修正してくださいます。カンファレンスで患者さんの情報を共有するのはもちろん、救急科にはスタッフが食堂に集まってお昼を食べる習慣があるので、ちょっとした疑問も質問しやすくて助かっています。救急科は忙しくて休みが取れないイメージがあるかもしれませんが、有休を取りたい時にはちゃんと休めますし、月に2回は土曜・日曜とお休みできます。「独身は働け!」といったこともなくて、それぞれ旅行に出かけて羽を伸ばしたり、趣味を楽しんだりしています。
1日のスケジュール
08:30
カンファレンス
09:00
全体回診、ICU・救急回診・手術
月曜日に全体回診 火曜日・水曜日・金曜日にICU・救急回診 木曜日に手術 ※適宜、救急対応 ※救急電話対応当番(週2回)
17:00
退勤
※上記の勤務体制に加えて、早番・遅番業務あり
経験症例
内科
深谷赤十字病院内科専門研修プログラム 上級医
内科
深谷赤十字病院内科専門研修プログラム 上級医
内科
深谷赤十字病院内科専門研修プログラム 上級医
様々な症例を経験できる。風通しがよくチャレンジできる環境がある
初期研修に引き続き深谷赤十字病院にて内科専門研修プログラムに取り組み、内科専門医を取得した吉田先生。現在は後進の指導を担いつつ腎臓専門医を目指す吉田先生に、同院ならではの魅力を伺いました。
取材日:2024年10月
更新日:2024年11月
上級医 吉田 健吾よしだ けんご
医師期間
医師6年目 ※取材当時
出身大学
群馬大学
経歴
群馬大学卒
深谷赤十字病院初期臨床研修医
深谷赤十字病院専攻医
現在
認定
日本専門医機構認定 内科専門医
プログラムスケジュール
プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です
医局の雰囲気がよく、相談しやすい環境が魅力
大学を卒業して初期研修をしていた頃は、特に腎臓内科志望というわけではありませんでした。しかし当院で2年間勉強するなかで腎臓内科の奥深さのようなものに触れ、透析管理やシャントPTAなどにも興味を持つようになったんです。当院の医局の雰囲気のよさはよく分かっていましたから、専門医を取るなら「ここで学びたい」と思い、3年間のプログラムを経て内科専門医を取得しました。当院は埼玉県北部の3次救急を一手に担っているため、腎臓を中心にさまざまな病気を診ることができます。私は現在サブスペとして腎臓専門医を目指していますが、当院は他科との垣根も低いため、何かあればすぐに相談できる環境であることも私がここで学び続ける理由の一つです。
学会参加費・家賃補助などのサポートが充実
私は初期研修の頃から当院で経験を積み、今年で6年になります。この間には、当初5人前後だった腎臓内科の医局員が10人ほどに倍増しました。マンパワーが増大したこともあって主治医制がチーム制になり、1人の医師にかかる負担も軽減されたように感じます。と言っても、主治医制だった頃から「業務に追われて大変だ」と感じたことはなく、遅くまで残業することも少ないです。有休なども取りやすいですし、QOLという点においては高いレベルを維持できているのではないでしょうか。当院は家賃補助があるので、賃貸でもワンランク上の物件を選べますし、学会参加時の交通費や宿泊費補助(年2回)など手厚いサポートがあるのもポイントが高いと思います。
外来を担当することで新たなやりがいを実感
内科専門医を取ったことで、今年度から週に一度、腎臓内科の外来を担当するようになりました。それまでは病棟の患者さんを診るだけでしたが、退院された患者さんが元気な顔を見せてくださると素直に「よかったな」と思いますし、病棟だけでは知り得なかったやりがいを感じています。一方で、透析患者さんは医療知識が豊富な方が多く、中には透析療法の導入に難色を示す患者さんもいらっしゃいます。そうした患者さんやご家族と丁寧に向き合っていくことも医師としての役割なのだと実感しています。今は腎臓専門医を取ることを目標にしていますが、当院はやる気さえあればいろいろチャレンジできる環境なので、透析療法に関わる手技を磨いて医師としてスキルアップしたいと考えています。
1日のスケジュール
08:30
カンファレンス
病棟回診
透析回診
シャントPTA
外来
17:30
退勤
内科
深谷赤十字病院内科専門研修プログラム
内科
深谷赤十字病院内科専門研修プログラム
内科
深谷赤十字病院内科専門研修プログラム
チーム制&定時帰宅。何でも相談しやすい雰囲気のなか「内科の基本」を学ぶ
腎臓内科に進むきっかけは、「家族の病気がきっかけだった」と話す長島先生。初期研修に引き続き深谷赤十字病院にて内科専門研修プログラムに取り組む長島先生に、同院ならではの魅力を伺いました。
取材日:2024年10月
更新日:2024年11月
長島 正尭ながしま まさたか
医師期間
専攻医1年目(医師3年目)
出身大学
群馬大学
お住まい
実家
プログラムスケジュール
プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です
何でも相談しやすい雰囲気のなか「内科の基本」を学ぶ
私が所属している腎臓内科は、患者さんの血圧管理・電解質管理・水分管理など「内科の基本」といえる部分を学べる診療科です。母が透析治療を受けていることもあり、この領域を専門的に学びたいと思いました。私は初期研修も深谷赤十字病院だったのですが、ローテで腎臓内科を回ったときから雰囲気のよさを感じていました。上の先生に相談しやすい環境だったため困り事を1人で抱え込むことはないだろうと思い、慣れ親しんだ病院で専門医を目指すことを決めました。腎臓内科には腎生検やシャントなどの特殊な手技がありますが、指導医の先生が丁寧に教えてくださるので助かっています。うまくできた時には達成感がありますし、やりがいや楽しさを感じています。
チーム制で不安なく診療し、ほぼ定時での帰宅が可能
毎日朝8時半の始業とともに内科全体のカンファレンスが30分ほどあり、9時からは腎臓内科のチームカンファで患者さんの情報を共有したり、その日の予定を確認したりしています。日中は腎生検を担当したり、VAIVTをすることがあったりとさまざまですが、残業などはせずに定時に帰れることがほとんどです。腎臓内科はチーム制で診療しているため、1人で抱え込んで大変な思いをすることはありませんし、診療科の枠を越えていろいろ相談できるのも助かっています。他科との垣根が低いのは、年に1度の職員旅行で親睦を深めているおかげかもしれません。私は研修医のときにディズニーランドに行きましたが、今年は「シー」のようなので楽しみにしています。費用の一部を負担してもらえるのもありがたいです(笑)。
専攻医の希望が通りやすい、自由度の高いプログラム
私は専攻医1年目を当院の腎臓内科で過ごした後、2年目は東京医科大学八王子医療センターに行く予定になっています。このとき10施設くらいある選択肢の中から自分が希望する研修先を申告できることも、このプログラムを選んだ理由の一つです。大学病院のプログラムに乗ると医局の人事に従わなければならず、どの病院に派遣されるのか不安になることもありますよね。その点、当院は専攻医の希望が通りやすいので、今のライフスタイルを変えたくない人にはおすすめかもしれません。私のようにじっくりと腰を据えて腎臓内科を学ぶのもいいですし、内科をいくつかローテーションして勉強することもできます。自分のキャリアプランに合わせてプログラムを組み立てられることも、専攻医にとってはメリットと言えるでしょう。
1日のスケジュール
08:30
内科カンファレンス
09:00
チームカンファレンス
09:30
チーム回診、透析回診、透析室カンファレンス
VAIVT
腎生検 等
16:30
チームカンファレンス
月1回の頻度で16時~腎病理カンファレンス/毎週月曜日は他のチームカンファレンス前に腎内全体でカンファレンス
17:00
退勤