臨床研修施設
社会医療法人財団 石心会 埼玉石心会病院
西部
450床
2次救急
西武新宿線「狭山市駅」より徒歩約10分
臨床研修施設
ER型救急
保育室有り
学会補助有
新病院・新病棟
症例数が多い
車通勤
連携先豊富
駅チカ
当院の理念である「断らない医療」「患者主体の医療」「地域に根ざし、地域に貢献する医療」を念頭に置き、熱心な指導医の下で、豊富な症例を経験し、優れた臨床能力を身につけることを目指します。
救急科
埼玉石心会病院救急科専門研修プログラム
救急科
埼玉石心会病院救急科専門研修プログラム
救急科
埼玉石心会病院救急科専門研修プログラム
様々な傷病、 緊急度に適切な初期診療ができる救急医を目指す
臨床研修で「患者さんの全身を診たい」という気持ちを強くし、まず急変対応を身につけようと救急医を志した穴原先生。埼玉石心会病院の専門研修プログラムを選んだポイント、現在の仕事ぶりなどをお聞きします。
更新日:2024年01月
穴原 才人あなはら さいと
医師期間
専攻医1年目(医師3年目)
出身大学
埼玉医科大学
お住まい
賃貸物件を法人契約(家賃補助有り)
将来の目標
地元の地域医療への貢献
プログラムスケジュール
プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です
急変対応の知識と技術を身につけ、患者さんの全身を診る
臨床研修も埼玉石心会病院でお世話になっていて、2 年かけていろいろな科を回るうちに、一つの臓器だけでなく全身を診たいと考えるようになりました。次のステップに進むにあたっては総合診療に進むか、救急科に進むかで迷いましたが、医師としてまずは急変時の対応を身につけたいと思い、救急科を選びました。私はもともと開業医の父や祖父の姿を見て育ったので、将来的に地域医療に貢献したいという気持ちがありました。こちらのプログラムに決めた理由は、自分が理想とする医療の形に近いと感じたからです。救急科は重症患者を中心にした三次救急もありますが、当院のようなER型の方がより幅広く多くの症例を経験できる環境が、より実践的な勉強ができるのではないかと思いました。
「断らない医療」を実践し、豊富な症例を経験
当院は24時間・365日「断らない医療」を実践しています。三次救急をやりたい人は現時点では外傷症例などがまだ少なく物足りなさを感じるかもしれませんけれど、二次救急医療機関ながら救急車の受け入れ台数が非常に多く、豊富な症例を経験できることが特徴です。専門医を取得するのに必要な症例数に困ることはありませんが、当院には産婦人科と小児科がないので、この領域については少々弱いと言えるかもしれません。とはいえ専攻医になると当院では主体性を持って動くことができ、自分の裁量で患者さんをマネジメントできます。また、連携施設が合計9施設(2024年4月より12施設)あって「ここに行きたい」と希望すればそれを受け入れていただける自由度の高さも魅力だと思います。働き方としては救急科という性質上、曜日を問わず仕事をすることになりますが自分の時間はしっかり確保できるので、メリハリのある働き方をしたい人にはぴったりではないでしょうか。
日勤・遅番・夜勤のシフト制で、オンコールなし
救急科はシフト制になっており毎日数十分の引継ぎを除けば残業はほぼゼロ、休日のオンコール当番などもありません。日勤の場合は朝 8 時くらいに出勤します。リーダー業務をやる際には来る患者さんの全体の把握と、その多くの患者さんが来る中で円滑にERが稼働するように全体のマネジメントが主な仕事になります。それ以外の場合は日勤帯あれば平均 10人前後の患者さんを担当することが多いです。最近では女性職員の育休や時短勤務に加え、男性職員の育休取得もすすめられています。さらに「医師の働き方改革」スタートに向けた環境も整いつつあるようですし、よりいっそう働きやすい職場になるのではないかと思います。
1日のスケジュール
08:00
出勤
08:10
勤務開始
※日勤の場合(勤務はシフト制)、勤務中は適宜救急対応
12:00
食事
17:00
退勤
経験症例
総合診療科
埼玉石心会病院総合診療専門研修プログラム
総合診療科
埼玉石心会病院総合診療専門研修プログラム
総合診療科
埼玉石心会病院総合診療専門研修プログラム
コモンディジーズから指定難病まで幅広く経験し、総合診療専門医を目指す
患者さんの全身を診るため、総合診療科の専門研修プログラムに取り組む杉原先生。プログラム選びで重視したポイントや自身が目指す医療の形、医師としてのやりがいなどをお聞きしました。
更新日:2024年01月
杉原 宏すぎはら ひろし
医師期間
専攻医1年目(医師3年目)
出身大学
山梨大学
お住まい
賃貸物件を法人契約(家賃補助有り)
将来の目標
教育関連、出版や執筆
プログラムスケジュール
プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です
生まれ育った地元で働きながら総合診療専門医を目指す
総合診療科は医師だけでなく看護師、薬剤師、PT、ソーシャルワーカーなど多職種連携で患者さんの治療やケアにあたります。患者さんの全身を診たいと考えていた自分にとってはまさに理想的な医療だったこと、外科よりも内科のほうが患者さんに長く「おせっかい」ができるのではないかと考えて(笑)総合診療医を目指そうと思いました。こちらのプログラムを選んだのは、いろいろと見学していた時に一番、「コメディカルとの関係性が良さそう」と感じたからです。僕自身がこの近くで生まれ育ったこともあり、ここでなら自分の思い描く医療を実践できると思えたことも決め手になりました。実際に働いてみると職場の風通しも良く、何でも相談しやすいので助かっています。
コモンディジーズから指定難病まで幅広い症例を経験
3年間のプログラムでは内科を中心に救急科、小児科、地域の病院などをもれなく経験することになります。これまでの経験症例としては肺炎、喘息、心不全などのコモンディジーズのほか、月に1回くらいのペースで糖尿病性ケトアシドーシスや高血糖高浸透圧症候群などを診ることがあります。今年の5月頃には国の指定難病に認定されている「成人スチル(still)病」を診断したこともありました。この患者さんは数週間前から倦怠感と発熱があり、関節の痛みを訴えていらしたのですが、診断をつけるまでに少々時間がかかってしまいまして…。幸い今は治療によって元気に過ごされていますが、診断・治療が遅れるとそれだけ患者さんが苦しむ時間が長くなってしまうことを痛感した症例でした。
患者さんに元気になっていただくことが何よりの喜び
担当患者さんは常時10人前後といったところで、朝8時までに出勤して遅くとも午後6時半には帰宅できることがほとんどです。総合診療科は医師の数がそれほど多くないため、専攻医の僕も裁量権を与えられて仕事をしています。自分で考えながら治療を組み立てられるのでやりがいがある反面、何か見落としがあれば大きな問題に発展する可能性も否定できません。そのため疑問や不安があれば上の先生に確認しながら進めるようにしていて、まさに患者さんに育てていただいてます。医師としては患者さんに元気になっていただくことが一番ですが、それが叶わない患者さんやご家族も少なくありません。そうした場合も、この病院や自宅等で過ごす時間がかけがえのないものになるように、精一杯お手伝いをしたいと思っています。
1日のスケジュール
07:30
出勤
出勤後は担当患者や新患のカルテチェック。
08:30
カンファレンス
新患患者を全員でカルテ確認し大きな方針の確認。その他担当患者で気になることあれば相談、進捗報告。
09:15
回診、カルテ記載等
新患は問診、身体診察の取り直し。再度診断を伝えて、家族連絡。他の担当患者も状態確認。
11:45
昼食
概ね左記の時間帯に昼食を食堂で取る事が多い。
12:30
カルテ記載、書類仕事等
カルテ記載や退院サマリ等の記載、病棟が落ち着いていれば入院患者の疾患に関する調べ物等。
水曜:救急外来や他の診療科からのコンサルト番
救急外来で入院が必要と思われる症例、あるいは他科に入院患者の困りごと等の相談を受ける。
木曜:研修医レクチャーに参加、退院支援カンファレンス
退院支援カンファレンスでは病棟Ns、PT、退院支援Ns、MSW、栄養士等交えて全体の方針の調整。
ICU患者がいる場合:10時ごろからICUカンファ
ICUカンファは必須ではないが主治医として参加すると診療がスムーズになるため参加。
17:30
退勤