臨床研修施設
社会医療法人社団 埼玉巨樹の会 新久喜総合病院
利根
391床
2次救急
JR宇都宮線・東武伊勢崎線「久喜駅」よりバス10分
臨床研修施設
チーム医療
プライマリ
住宅補助有
学会補助有
学閥なし
屋根瓦式
引越補助
症例数が多い
・研修に力を入れており、教育熱心な指導医のもと実践の医療を経験できます。
・一般的な症例から専門領域まで希望や特性に沿った研修を行います。
・裁量も大きく、経験を積みたい研修医、専攻医が様々な大学から集まります。
・上級医、指導医と日々のコミュニケーションがとれているため相談しやすい環境です。
・症例数も豊富で積極的に手技や治療など学べます。

内科
新久喜総合病院内科専門研修プログラム
内科
新久喜総合病院内科専門研修プログラム
内科
新久喜総合病院内科専門研修プログラム
24時間365日“断らない病院”で多彩な症例を経験し、内視鏡のスキルを磨く
内科医の父の影響で医師を志した門先生。将来的な開業も見据えて選んだのは、内視鏡などの手技を身につけられる消化器内科でした。専門研修プログラムを選ぶ際に重視したポイントや今後のキャリアプランなどをお聞きします。
取材日:2023年12月
更新日:2025年04月

門 瑞紗かど みずさ
医師期間
専攻医2年目(医師4年目)※取材当時
出身大学
東邦大学
お住まい
病院から車で約10分の寮。家賃半額補助。
プログラムスケジュール
プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です
ライフステージの変化を見据えて内視鏡のスキルを磨く
父が内科で開業しているものですから、当初から内科に進みたい気持ちがありました。その中で消化器内科を選んだのは、胃カメラなど内視鏡のスキルを持っていれば、ライフステージの変化があっても医師の仕事を続けられるだろうと考えたからです。臨床研修は福岡県にある和白病院というところで行ったのですが、消化器内科を回った時にいろいろな経験をさせていただいて。専門研修プログラムも同じグループで続けたいなと思い、新久喜総合病院でお世話になることを決めました。当院は専攻医の人数も多く、自分の技量に合わせて主体的に進められるところがいいなと思ったんです。内視鏡の件数も多いため、たくさんの症例を経験できて手技の上達も早いのではないかと期待していましたが、実際にそのとおりになっています。

消化器内科を軸に救急にも対応し、多彩な症例を経験
毎日朝の業務を終えると夕方4時くらいまで内視鏡検査や治療を担当して、その合間に病棟業務をしたり、週に数回ER当番があったりという感じです。当院は24時間365日“断らない病院”をコンセプトにしているため、出血が止まらない患者さんや意識障害の患者さんが運ばれて来ることも少なくありません。肺炎や尿路感染といったよくある疾患から他院ではあまりみられない憩室出血なども経験できるため、専攻医2年目も残すところあと3カ月という段階でJ-OSLERの必要症例数160のうち150ちょっとまで来ています。内視鏡の手技を磨きつつ、多彩な症例を経験できるのはとてもありがたいのですが、救急対応に追われて自分の時間を確保することが難しい面もあり…。経験症例はあっても登録に至っていないという贅沢な悩みを抱えています(笑)。

専攻医も重症患者を担当。忙しくも充実した日々
担当患者さんは常時10~15人ほどで、患者対応のためにお休みの日に病院に来ることもあります。土日は基本的にお休みですが、オンコール当番などを考えると完全週休2日となるのは月に2回くらいでしょうか。当院は若手であっても重症患者さんを担当し、保存治療が選択されがちな総胆管結石についても早期の内視鏡治療を行っています。毎日忙しくはしていますが有休は取りやすいですし、急なお休みにも柔軟に対応していただけるので助かります。また、もし研修中の女性医師が妊娠し出産する場合は、当直などを調整しつつ専門医取得までサポートしてもらえるようです。私は来年もう一度、臨床研修を行った和白病院で研修する予定なのですが、改めて救急科・内科・消化器内科と回って、さらに成長したいと考えています。

1日のスケジュール
08:00
出勤、回診(個人)
08:30
医局会(病棟全体)
前日の救急症例カンファ
09:00
回診(研修医同伴)
09:30
内視鏡検査、病棟業務、ER対応
週に2~3回ER当番
16:00
カンファレンス(消化器内科)
17:00
病棟業務
翌日の予習など
19:30
退勤
経験症例

外科
新久喜総合病院外科専門研修プログラム
外科
新久喜総合病院外科専門研修プログラム
外科
新久喜総合病院外科専門研修プログラム
年間100例以上の手術を執刀。良性疾患から悪性腫瘍まで幅広い症例を経験
家族の病気をきっかけに医学部受験を目指し、当初から消化器外科医になることを意識していたという石川先生。多くの手術を手がける日々の仕事ぶり、将来のビジョンなどについてお聞きしました。
取材日:2023年12月
更新日:2025年04月

石川 達郎いしかわ たつろう
医師期間
専攻医2年目(医師4年目)※取材当時
出身大学
千葉大学
お住まい
病院から徒歩5分の物件を借上げ。家賃半額補助。
プログラムスケジュール
プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です
スタート間もない専門研修プログラムで外科専門医を目指す
父が直腸がんを患い、闘病生活を間近に見ていたことから医師を志すようになりました。そうした経緯があったものですから、はじめから消化器外科に進んで専門医を取ろうと決めていました。僕は埼玉県の出身で、臨床研修も新久喜総合病院でお世話になっていたんです。消化器外科を回った時も丁寧に指導していただきましたし、ここでならいろいろな経験を積んで自分の力を伸ばせるだろうと考え、こちらのプログラムを選びました。当院の専門研修プログラムはスタートから数年と歴史が浅く、外科専門医を取得した先輩はまだいません。これをデメリットと捉える人がいるかもしれませんが、自分としてはまったく不安はなく、同期や先輩方に恵まれて充実した毎日を送ることができています。

良性疾患から悪性腫瘍まで幅広い症例を経験
専攻医2年目の今年は半年間、帝京大学のほうに行って小児外科と下部消化管を3カ月ずつ回ってきました。それ以外の期間はずっと当院に勤務する形になり、今は毎日のように手術をしています。専攻医の自分が執刀するのは虫垂炎や胆嚢炎、腸閉塞といった良性疾患が中心になりますが、稀に大腸がん・胃がんといった悪性腫瘍を担当することもあります。痛みを訴えている患者さんに治療をして、その患者さんが元気に退院される様子を見られた時は、本当に良かったなと思いますね(笑)。当院は他科との垣根が低く、乳腺外科、呼吸器外科、心臓血管外科などと連携して治療にあたる場面があったり、ローテで回ったりすることも可能です。僕は消化器外科を中心に勉強させていただいていますが、希望すればプログラムの中身をカスタマイズできるところも魅力かなと思います。

常時15人前後の患者を担当しつつ、救急患者にも対応
救急車の受け入れ件数が多い当院では、専攻医が中心になって救急患者を担当しているため、内科・外科を問わず多くのことを学びたい人にはぴったりだと思います。担当する患者さんは常時15人前後で、休日にゆっくり休めるかどうかは受け持っている患者さんの容態次第…といったところがあります。とはいえ何か予定がある時は、ほかの医師に申し送りをして有休を取れますし、何度も顔を合わせている患者さんに優しく声をかけていただいたりすると「また頑張ろう」という気持ちになるものです(笑)。来年度からは医師の働き方改革がスタートすることもあって、当院でも残業時間の扱いや当直明けの業務内容など、さまざまな面で制度の見直しが進められているので、今よりもっと働きやすい環境になるだろうと期待しています。

1日のスケジュール
07:00
出勤/病棟業務
08:30
カンファレンス
09:00
回診
09:30
手術
18:00
回診
19:00
退勤