埼玉県専門研修プログラムNavi

埼玉県総合医局機構 KOBATON.med

臨床研修施設

春日部市立医療センター

東部

363床

2次救急

東武スカイツリーラインまたはアーバンパークライン「春日部駅」より徒歩10分

臨床研修施設

がん拠点/連携

住宅補助有

福利厚生充実

託児所有

駅チカ

「各診療科の間」および「医師と医師以外の医療職員」において、良好なコミュニケーションが図られています。
また、上級医と研修医との風通しが良く、相談しやすい環境が整えられています。
文献検索サイトの契約や予算も十分準備されています。交通の便もよく、都内には1時間で出ることができます。

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内科

春日部市立医療センター内科専門研修プログラム 指導医

コモンディジーズから専門領域まで幅広く学べる環境で、全人的医療を実践できる医師を育てる

内科

春日部市立医療センター内科専門研修プログラム 指導医

コモンディジーズから専門領域まで幅広く学べる環境で、全人的医療を実践できる医師を育てる

大学時代の先輩に背中を押され、循環器内科に進んだという河野先生。医師1年目の放射線科での学びが、今の診療にも生かされていると言います。現在は診療統括部長と内科主任部長を兼務する河野先生に、春日部市立医療センターならではの魅力を伺いました。

指導医 河野 通こうの とおる

最近の特徴として「この疾患はこの診療科の領域だ」と単純に分けることができない症例が増加しています。以前より多くの知識と経験を必要とし、また患者さんの背景に配慮して診療を行わなくてはならないことが多くなってきました。専攻医の間に病棟から外来まで自身で責任をもって診療ができるようになりますが、困った時にはいつでも相談でき、十分なサポートを受けられますので安心してください。

医師期間

医師41年目 ※取材当時

出身大学

日本大学、1984年卒

経歴

1984年    日本大学医学部卒業
        駿河台日本大学(現日本大学病院)病院循環器科
1988年    医学博士取得
1988~1990年 岡谷塩嶺病院
1990~1991年 駿河台日本大学病院救命救急センター
1991~1993年 銚子市立病院
1993~1995年 駿河台日本大学病院循環器科
1995~2001年 日本大学医学部附属練馬光が丘病院 内科
2001~2012年 日本私立学校振興・共済事業団 東京臨海病院 循環器内科
2012年~   春日部市立病院(現 春日部市立医療センター)内科

認定

総合内科専門医、循環器専門医、高血圧専門医

プログラムスケジュール

研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
論文、院外活動など
医師3年目
当院での内科各診療科の研修
医師4年目
当院での専門診療科での研修
医師5年目
関連施設(日本大学板橋病院・自治医科大学さいたま医療センター・獨協医科大学埼玉医療センター・春日部嬉泉病院)の研修

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

0
1
2
3
4
5
忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

循環器内科医としてのキャリアを踏まえ、若手医師の成長を支える

私の頃はストレート方式の時代でしたから、医師1年目から診療科を選択する必要がありました。私が循環器内科に進んだのも、大学時代にお世話になった先輩の強い勧めがあったからです。とはいえ、私が所属していた駿河台日本大学病院(現・日本大学病院)では、循環器内科に所属しながら他科をローテーションすることができ、最初の2年間のうち半年ほどを板橋病院の放射線科で勉強させていただきました。このときに学んだ経験は、医師になって40年以上が経った今も大いに役立っていると感じます。その後、大学病院や関連病院を経て、当院で診療するようになったのは2012年でした。現在は診療統括部長と内科主任部長を兼務しており、プログラムの整備や採用面のサポートを担っています。

1年目はコモンディジーズ、2年目からはサブスペ領域も選択可能

当院は人口約22万人が暮らす春日部市にあり、隣接するエリアからも患者さんが訪れています。そのため、いわゆるコモンディジーズを幅広く経験できる点が、当院の特徴の1つと言えるでしょう。また各診療科間の垣根が低いことも特徴で、内科・外科にかかわらず他科の先生方に気軽に相談しやすく、きめ細かなサポートを受けられる環境であることも、ぜひお伝えしたいです。本プログラムでは、1年目に各科を3カ月ずつローテーションすることを基本としていますが、2~3年目は将来のサブスペシャリティを考慮してスケジュールを組むことが可能です。腎臓や膠原病など一部の領域は学びにくい面もありますが、そうした分野については自治医科大学附属さいたま医療センターをはじめとした連携施設で研修していただくことになります。専攻医の中には、しっかりとした専門性を身につけたうえで再び当院に戻ってきてくれる医師も少なくありません。

幅広い視点を持ち、患者さんに寄り添える医師へと成長してほしい

病棟での診療形態は診療科によって異なります。チーム制を採用している診療科では、チーム全体で常時10~20人の患者さんを担当し、主治医制の場合は1人の医師が5人から最大10人の患者さんを受け持ちます。どちらにも共通して言えることですが、「自分の専門だけを診ていればいいわけではない」という気持ちで、しっかりと取り組んでほしいです。たとえば、がん患者さんの手術を担当するのは外科の先生かもしれませんが、私たち内科医も「外科のことは分かりません」というのではなく、幅広い知識を持つべきだと思います。患者さんの背景にあるものを考慮し、多職種との連携を密にしながら、全人的な医療を行うことが大切です。そういった心構えを持ちながら、周囲と密にコミュニケーションを取りながら診療を進めていく……それができる方にこそ、ぜひ私たちの仲間になっていただきたいと思います。

Schedule 1日のスケジュール

08:30

出勤

08:30

~9:00 (水曜日)初期臨床研修医との合同勉強会

09:00

各病棟の回診・回診後検査・処置

【各診療科によってスケジュールが異なります】

13:00

病棟業務・救急外来業務・入院の受け入れ

17:15

退勤

内科

春日部市立医療センター内科専門研修プログラム

柔軟性と働きやすさを兼ね備えたプログラム。成功のために欠かせないのは「明確なビジョン」

内科

春日部市立医療センター内科専門研修プログラム

柔軟性と働きやすさを兼ね備えたプログラム。成功のために欠かせないのは「明確なビジョン」

初期研修の2年間でさまざまな診療科を経験するなかで「内科の面白さに気付いた」と話す𠮷田先生。初期研修に引き続き、春日部市立医療センターの専門研修プログラムに取り組む𠮷田先生に、同院を選んだ理由や現在の働き方について伺いました。

𠮷田 維孝よしだ ゆきたか

医師期間

専攻医1年目(医師3年目)※取材当時

出身大学

信州大学 2023年卒

お住まい

春日部市内のマンション(家賃補助あり)

プログラムスケジュール

研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
論文、院外活動など
医師3年目
春日部市立医療センター内科ローテーション
医師4年目
春日部嬉泉病院腎臓内科、春日部市立医療センター内科
医師5年目
自治医科大学附属さいたま医療センター腎臓内科

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

0
1
2
3
4
5
忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

目に見えない部分をどうアセスメントするか……それが内科の面白さ

初期研修を当院で行い、そのまま内科専門研修プログラムへ進みました。2年間のローテーションで様々な診療科を経験する中で、診断から治療まで一貫して患者さんに関わり、全身を総合的に診る内科の奥深さとやりがいに強く惹かれたのがきっかけです。 数ある病院の中から再び当院を選んだ最大の理由は、「人」と「環境」に恵まれている点です。初期研修でお世話になった指導医の先生方は、知識や技術はもちろん、医師としての姿勢も心から尊敬できる方ばかりで、「この先生方のもとで学び続けたい」と自然に思うことができました。 また、看護師や技師の方々など、コメディカルの皆さんが非常に親切で、職種間の垣根が低く、チームとして連携しやすい温かい雰囲気があることも2年間で実感していました。安心して働けるこの環境に身を置きたいと思い、プログラムへの参加に迷いはありませんでした。 現在は、内科ローテーションで引き続き多くの先生方からご指導いただいています。当院のプログラムは、画一的なカリキュラムではなく、一人ひとりの興味や将来のキャリアプランを尊重し、自分らしいスタイルで学びを追求できる柔軟性の高さも大きな魅力です。この恵まれた環境で、日々多くのことを吸収しながら、理想の医師像を追い求めています。

院内でランチ、働きやすい環境も魅力

現在は朝8時に出勤し、午前9時から始まる病棟回診の前に担当患者さんについての情報収集を行います。病棟回診では担当患者さんについてショートプレゼンを行います。その後、病棟業務や夕方の回診などを終え、家に帰るのは午後6時前後が多いですね。曜日によっては、救急外来や内科外来を担当する日もあります。ランチは病院の食堂を利用でき、休日に呼び出されることはありません。最初の頃は、救急外来に運ばれてきた患者さんに適切な診断をつけられず落ち込むこともありましたが、指導医の先生方はみなさん「一緒に学んでいこう」というスタンスで接してくださるため、メンタル面でも非常に助けられています。医師として患者さんに責任を持つのは当然ですが、過度なプレッシャーを感じることなく働けるのは当院ならではかもしれません。

プログラムを成功させるカギは「明確なビジョン」を持つこと

専攻医1年目の今年は内科をローテーションしていますが、将来的には腎臓内科を専門にしたいと考えています。ただ当院には腎臓内科がないため、この領域は外部で学ばなければなりません。今のところ、2年目は春日部嬉泉病院、3年目は自治医科大学附属さいたま医療センターの腎臓内科へ行く予定になっており、プログラム終了後はそのまま自治医大へ入局する流れになるでしょう。このように、可能な限り本人の希望に寄り添ってくれる点が、本プログラムの大きな特徴です。一方で自由度が高いぶん、「これをやりたい」というものが見つからないと、何も得られずに時間だけが過ぎていく可能性も否定できません。ですから、長期的な視点でキャリア形成を見据えながら、プログラムに取り組んでもらえるといいと思います。

Schedule 1日のスケジュール

08:30

出勤

09:00

回診

循環器内科医師全員で病棟回診を行います。回診前には持ち患者のショートプレゼンを実施します。

11:00

病棟業務

当日の検査や処置を確認します。

12:00

ランチ

病院の食堂でランチをします。

13:00

病棟業務、処置

午後は、明日以降のオーダーの確認や処置を中心に実施します。

17:00

夕回診

18:00

退勤

緊急を除き、残業が発生することはあまり多くありません。

Cases 経験症例

●平均担当患者数 20人
● 急性心筋梗塞(PCI)
● 急性心不全
● 完全房室ブロック(PM留置)
● 大動脈解離
● 急性動脈閉塞
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