臨床研修施設
さいたま市立病院
さいたま
637床
3次救急
JR京浜東北線「北浦和駅」よりバス15分
臨床研修施設
3次救急
がん拠点・連携
チーム医療
新病院・新病棟
時間外手当
男性育休
福利厚生充実
託児所有
人口134万人を有するさいたま市の基幹病院である当院は、プライマリ・ケアから各専門領域での高いレベルの医療まで幅広い医療サービスを提供しており、common disease から学会発表につながる稀な疾患まで豊富な症例を経験することができます。
最新鋭の医療設備や機器、研修専用施設が整備されており、臨床現場に即した医療技術を習得することもできます。
保育施設や福利厚生も充実し、働きやすい環境です。

小児科
さいたま市立病院 小児科専門研修プログラム
小児科
さいたま市立病院 小児科専門研修プログラム
小児科
さいたま市立病院 小児科専門研修プログラム
「ここでなら力がつく」充実した環境のもと小児医療のスペシャリストに
子どもに関わる仕事と医療が結びつき、小児科医になる道を選んだ川本先生。他科と連携して指定難病の診断をつけた子どもの回復を喜ぶ川本先生に、小児科の1日や気になるお休み事情などを伺います。
取材日:2023年11月
更新日:2025年04月

川本 咲美かわもと えみ
医師期間
専攻医1年目(医師3年目)※取材当時
出身大学
順天堂大学
お住まい
さいたま市内、病院まで30分
プログラムスケジュール
プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です
「ここでなら力がつく」小児科の充実度が一番の魅力
昔から子どもに関わる仕事をしたいと考えていたので、それを医療に当てはめると自然と小児科につながりました。大学に入った当初から小児科医を目指していたので、臨床研修も小児科の充実度で研修先を選びました。当院は一般的な小児科に加えて新生児科やNICUがあり、幅広い症例を学べる環境が整っています。実際に臨床研修を通して「ここでなら力がつく」と感じられたため、そのまま専門研修プログラムに進みました。こちらのプログラムは初年度に慶應義塾大学での研修があり、基幹病院である当院を中心に他院でも経験を積むことができます。私の場合は慶應大学のほかに国立病院機構埼玉病院と埼玉県立小児医療センターにそれぞれ3カ月ずつ行くことになっていて、PICUも経験する予定です。

コモンディジーズから希少疾患まで幅広く経験
小児科の入院患者さんは入れ替わりが早いですが、平均すると常時3~5人を担当している感覚でしょうか。尿路感染や川崎病などの感染症をはじめ、小児科で扱う疾患はまんべんなく診ていて、珍しいところではヘルペス脳炎や神経性食欲不振症なども経験しました。今も印象に残っているのは初発のクローン病でいらしたお子さんです。私にとって初めての経験だったため、小児外科の先生などにも相談させていただいて。血液検査をしたり、消化器内科と連携して内視鏡検査をしたりして、クローン病の診断をつけることができました。私ができたのはそのお子さんを小児医療センターに紹介するところまででしたが、今はすっかり元気になって学校に通っていることが分かり、とてもうれしかったです(笑)。

必要のない残業はしない。働きやすい環境が魅力
担当業務はその日その日で違って、紹介患者さんや救急患者さんに対応したり、患者さんのMRI検査に同行したりといった感じです。小児科では朝と夕方の1日2回カンファレンスがあるので、何か疑問があればすぐに相談できるのがありがたいです。夕方のカンファレンスが終わって雑務をこなせば遅くても6時には帰れますし、小児科は「必要のない残業はしない」というスタンスで、早く帰れるようにサポートしてくださるので助かっています。当直明けのオンコールもないですし、2週に1度は土曜・日曜とお休みできるのもいいところかなと思います。ご自身の出産のために産休を取った先生のほか、奥様の出産のために一週間ほど産休を取った男性医師もいたようなので、休暇制度はしっかりしているのではないでしょうか。

1日のスケジュール
08:00
出勤、個人で回診
カンファレンスまでに情報収集と患者さんの診察をします。
08:30
チームカンファレンス
朝はチーム全員で患者さんの情報共有と方針確認をします。
09:00
病棟処置など
病棟当番や外来当番が事前に決まっているので、自分の当番の仕事をします。 外来患者さんが多かったり、入院患者さんの動きがあるとバタバタして休む時間がないことが多々あります。 ※日中の業務は当番により異なる 外来当番……紹介患者対応/救急対応など 病棟当番……検査立ち会いなど
16:00
チームカンファレンス
夕方に日中の情報を共有し、困っていることがあれば相談できます。
17:30
退勤
18:00には帰ることが多いです。
経験症例

救急科
さいたま市立病院 救急科専門研修プログラム
救急科
さいたま市立病院 救急科専門研修プログラム
救急科
さいたま市立病院 救急科専門研修プログラム
しっかり休めてオンコールなし。初療・手術・全身管理をシームレスに担当
テレビで見た医療ドラマをきっかけに医師を志した池田先生は外科専門医を取得後、救急科専門医を目指して2年間のプログラムに取り組んでいます。「外科よりも救急科のほうがいい」と話す池田先生に、救急医ならではのやりがいを伺います。
取材日:2023年11月
更新日:2025年04月

池田 あかりいけだ あかり
医師期間
外科専攻医3年後の救急科専攻医1年目(医師6年目)※取材当時
出身大学
山形大学
お住まい
車で10分程度の賃貸マンション
プログラムスケジュール
プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です
外科専門医取得後、2年間で救急科専門医を目指す
私は『救命病棟24時』という医療ドラマに影響を受けて医師を目指しました。臨床研修では、救急車で運ばれてくる患者さんやウォークインの患者さん全てのファーストタッチを任されたのですが、これが実に性に合っていたんですね(笑)。心のどこかに救急医に憧れる気持ちがあり、さらに忙しくも充実した救急医の仕事にやりがいを感じてこちらのプログラムに応募しました。さいたま市立病院は三次救急医療機関なので、基本的に救急車で運ばれて来る重症患者さんのみを担当します。私の場合はすでに外科の専門医を取っているため、2年間のプログラムで救急科専門医の資格を得ることができるのですが、こちらはICUが6床、HCUが12床と規模感もちょうど良く、救命初療や集中治療に専念できる理想的な環境だと思っています。

初療・手術・全身管理をシームレスに担当
こちらのプログラムを選んだのは、自分のスペシャリティを生かせるのではないかと思ったことも理由の一つです。私が来るまでは上の先生方が手術をなさっていたようなので、若手の外科医が入ればさまざまな症例を一手に担えるのではないかと思ったんですね。実際に、現在は私の目論見通り(笑)ほぼ全ての手術症例を担当できています。特に印象深いのは、交通事故で重傷を負った方をリハビリ目的の転院に送り出せたことです。救急医療では「お大事に」と言って患者さんをお見送りできるケースは少ないのですが、お腹の手術から始まって術後の全身管理などに一貫して携われたのは当院だからこそです。何よりご家族が本当に喜んでくださったので、私もうれしかったです。

しっかり休めてオンコールなし。外科よりも断然、救急科
専門医を2つ取ることは以前から計画していたことですが、外科と救急科を経験してみて思うのは、これからもずっと救急医療に携わっていきたいということです。救急科の一番いいところは、メリハリをつけて働ける点だと思っています。外科レジデントの頃はオンコールが月に10回ほどあって、休日もゆっくり過ごすことができませんでした。これに対して今はしっかり休みをもらえてお給料もいいですし、忙しくても午後5時半には帰れることがほとんどです。当直明けのオンコールもないので、「曜日を問わずお休みがあればいい」と考えている私からすると悪いところがまったく見当たりません。しっかり働いた後はきちんと引継ぎをして、休日にはゴルフのレッスンやネイルをするなどプライベートを楽しんでいます(笑)。

1日のスケジュール
08:00
出勤
08:20
ドクターカー ブリーフィング
当日のドクターカーの担当が集合する
08:40
病棟回診
救急病棟(ICU/HCU)の回診
08:50
カンファレンス
前日~当直帯に治療した患者・入院患者について
09:30
病棟業務
入院患者治療
初療対応
ドクターカー乗車、診療
ドクターカー要請、ホットライン患者要請の受入れ
17:30
退勤