埼玉県専門研修プログラムNavi

埼玉県総合医局機構 KOBATON.med

医療法人財団 明理会 イムス富士見総合病院

南西部

341床

2次救急

東武鉄道東上本線「鶴瀬駅」 よりバス10分

プライマリ

女性多い

学会補助有

屋根瓦式

新病院・新病棟

託児所有

論文指導可

車通勤

当院の指導医は、専門医資格を1回以上更新して、診療実績を積んでいる臨床経験10年以上(小児科専門医として5年以上)の経験豊富な小児科専門医で、適切な教育・指導法を習得するために、日本小児科学会が主催する指導医講習会もしくはオンラインセミナーで研修を受け、日本小児科学会から指導医としての認定を受けています。

小児科

イムス富士見総合病院 小児科専門研修プログラム 小児科特任副院長、指導医

小児内科から小児外科・子どもの心の問題まで総合診療を経験し、現場で活躍できる小児科医に

小児科

イムス富士見総合病院 小児科専門研修プログラム 小児科特任副院長、指導医

小児内科から小児外科・子どもの心の問題まで総合診療を経験し、現場で活躍できる小児科医に

2024年から本格的に小児科専門研修プログラムの募集を開始した同院。小児科総合診療を幅広く学びながら、専門医取得後はサブスペシャリティ領域の専門研修へと進む連続的な研修も可能です。市中病院だからこそ体験できるプログラムの魅力について、指導医の渕上達夫先生にお聞きしました。

小児科特任副院長、指導医 渕上 達夫ふちがみ たつお

イムス富士見総合病院小児科は、小児総合診療を目指し、主に小児内科部門、小児外科部門、子どもの心診療部門、新生児部門を軸として小児全体をカバーできるように診療にあたっています。 小児科スタッフのほとんどが臨床研修指導医で小児科学会専門医の資格を持っています。 小児内科部門は、一般小児科の診療をはじめ、救急など小児神経、小児循環器、小児腎臓、小児血液、小児アレルギーなどの専門医が診療にあたっております。 また子どものこころ診療部門では特に近年問題となっている小児の心の問題すなわち小児心身症、不登校、摂食障害、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症などの神経発達症の診療に小児心身認定医、子どものこころ専門医、公認心理士が積極的に診療に取り組んでおリます。 新生児診療として、新生児専門医が中心に行っています。 さらに小児外科部門として常勤の小児外科専門医も2名勤務しているため、希望により小児外科の診療も携わることが可能です。 当院で対応できない症例も存在するため、埼玉医科大学、日本大学、帝京大学などと連携を組んで研修にあたっております。

医師期間

44年目 ※取材当時

出身大学

日本大学/1980年卒

経歴

昭和55年卒後 日本大学医学部板橋病院勤務後、関連病院に出向、
平成元年8月から2年間 米国アイオワ大学神経内科電気生理部門へ留学、
その後日本大学練馬光が丘病院小児科科長、駿河台日本大学病院小児科部長を経て日本大学病院総合診療センター小児科科長、日本大学医学部診療教授。
令和2年4月からイムス富士見総合病院小児科 特任副院長、日本大学医学部臨床教授として現在に至る。

認定

医学博士、日本大学医学部臨床教授、日本小児科学会 認定専門医・指導医、日本小児神経学会 認定専門医、日本臨床神経生理学会 専門医・指導医、日本小児心身医学会 認定医・指導医、子どものこころ専門医機構 認定専門医・指導医、ICD、臨床神経生理学会指導医

プログラムスケジュール

研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
論文、院外活動など
医師3年目
健康な子どもと家族、common disease、小児保健・医療制度の理解 基本的診療技能(面接、診察、手技)、健康診査法の修得 小児科総合医、育児・健康支援者としての役割を自覚する
医師4年目
病児と家族、重症疾患・救急疾患の理解 診療技能に習熟し、重症疾患・救急疾患に的確に対応できる 小児科総合医としての実践力を高める、後輩の指導
医師5年目
高度先進医療、希少難病、障がい児に関する理解 高度先進医療、希少難病、障がい児に関する技能の修得 子どもの代弁者、学識者、プロフェッショナルとしての実践 専攻医とりまとめ、後輩指導、研修プログラムへの積極的関与

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

0
1
2
3
4
5
忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

高い専門性を持つ指導医から、多様性に富んだ症例を学ぶチャンス

当院の小児科は小児内科、外科、子どものこころ部門、新生児部門を軸として小児診療全体を幅広くカバーしています。在籍する13人の医師のほとんどが臨床研修指導医で、日本小児科学会小児科専門医の資格保持者です。さらに、小児神経、循環器、腎臓、血液、アレルギーなどのサブスペシャリティ領域の専門医資格も取得しているスタッフが多く、多様性に富んだ専門性の高い研修を受けられる点が大きな魅力でしょう。病床数341床規模の病院ながら、常勤の小児外科専門医が2名在籍しており、希望すれば小児外科の手術や診療にも携わることができます。2024年3月に周産期棟が新設され、分娩の開始に伴い新生児医療に携わる機会が増えたほか、頭のゆがみを改善するヘルメット治療など特色ある医療も取り入れ、経験できる症例がさらに広がっています。

これからの小児科医に欠かせない、子どもの心の問題に強み

今、新たに力を入れているのが子どもの心の問題です。小児心身症や不登校、摂食障害、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症などの神経発達症の診療は、これからの小児科医にとって、避けて通れないと考えています。私自身、てんかんなど小児神経疾患に長年取り組む中で、近年は小児の心身症や神経発達障害のお子さんを診る機会が急増し、その必要性を痛感しています。周辺にこうした子どもを診てくれる病院がないため、虐待の相談・入院措置も含め、当院でできる限り対応しています。診療には小児心身認定医、子どもこころ専門医、公認心理士らがチーム医療で取り組んでおり、経験豊富な専門医の下、臨床の現場で経験を積みながら、子どもを取り巻く社会問題に対応できる力を習得できる環境です。希望すれば、提携する日本大学らとの連携で、子どものこころ専門医の取得も当院でバックアップします。

希少疾患は連携する大学病院でしっかり学び、ワークライフバランスも充実

当院のような市中病院で専門研修を受けるメリットは、小児科医ならば必ず押さえておきたい一般的な疾患をほぼ全て経験できることでしょう。一方、非常に稀な先天性異常や白血病など希少疾患と呼ばれるようなもの、PICU研修など、当院で対応できない症例は、埼玉医科大学、日本大学、帝京大学などの連携大学で学ぶことができます。当院は小児救急の24時間対応施設で、当直はありますが、オン・オフの区別がつけやすく、休日に呼び出されることはなく、仕事と育児の両立もしやすい環境です。小児医療は大変だという印象があるかもしれませんが、子どもが元気に帰っていく姿は何物にも代えがたい喜びがあります。そうした医療に興味のある方はどなたでも歓迎します。子どもたちのために、ぜひ一緒に働きましょう。

Schedule 1日のスケジュール

小児科

イムス富士見総合病院 小児科専門研修プログラム 小児科部長、指導医

経験値、指導体制、ワークライフバランスの3拍子が揃う環境

小児科

イムス富士見総合病院 小児科専門研修プログラム 小児科部長、指導医

経験値、指導体制、ワークライフバランスの3拍子が揃う環境

専門研修を指導する根岸先生は新潟大学出身。卒業後は新潟県内の病院を中心に勤務した後、大阪の国立循環病センターの小児循環器科を経て、2019年にイムス富士見総合病院に赴任しました。医局の雰囲気やワークライフバランス、小児科の魅力などについてお聞きしました。

小児科部長、指導医 根岸 潤ねぎし じゅん

医師期間

23年目 ※取材当時

出身大学

新潟大学 2002年卒

経歴

新潟県内の病院を中心に勤務
2009-2011年 国立循環器病研究センター 小児循環器科レジデント
2013-2019年 国立循環器病研究センター 小児循環器科シニアレジデント、医師
2019年- イムス富士見総合病院 小児科

認定

日本小児科学会 認定専門医・指導医
日本小児循環器学会 認定専門医
日本成人先天性心疾患学会 専門医
臨床研修指導医
出生前コンサルト小児科医
医学博士

プログラムスケジュール

研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
論文、院外活動など
医師3年目
健康な子どもと家族、common disease、小児保健・医療制度の理解 基本的診療技能(面接、診察、手技)、健康診査法の修得 小児科総合医、育児・健康支援者としての役割を自覚する
医師4年目
病児と家族、重症疾患・救急疾患の理解 診療技能に習熟し、重症疾患・救急疾患に的確に対応できる 小児科総合医としての実践力を高める、後輩の指導
医師5年目
高度先進医療、希少難病、障がい児に関する理解 高度先進医療、希少難病、障がい児に関する技能の修得 子どもの代弁者、学識者、プロフェッショナルとしての実践 専攻医とりまとめ、後輩指導、研修プログラムへの積極的関与

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

0
1
2
3
4
5
忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

医局員はみな穏やかで勉強熱心、何でも気軽に相談できる

私が小児科を選んだ一番の理由は、入院していた子どもが元気になって退院する姿を見るうちに、小児科っていいなと思ったことです。子どもの成長やこれから続く人生に長く関わっていける点も魅力でした。加えて、小児科の医局の雰囲気の良さも決め手の一つになりました。当時お世話になった先生方の人柄の良さに触れ、一緒に働きたいと思ったことをよく覚えています。当院の医局も、先輩後輩の関係性がフランクで和やかな雰囲気があります。判断に迷ったり、疑問が生じたりした時は、誰にでも気軽に相談できる点も、当院の良さと言えるでしょう。その一方で、皆が勉強熱心で、さまざまな分野のサブスペシャリティを持っています。そうした上級医から直接指導が受けられるので、将来を視野にいろいろな経験を積みたい専攻医にとっては恵まれた環境です。

小児科医は総合診療ができてこそ、その先のサブスぺが活きる

小児科専門医取得後のキャリアとして、サブスペシャルティの専門医取得を目指す方は多いでしょう。私は、心疾患を持つ生後間もない新生児を診療した際、なす術なく専門医療機関に送った経験があり、自分で適切な診断をし、治療に携われる医師になりたいと思い、小児循環器の道に進みました。ただ、小児循環器の経験を積めば積むほど、小児科は一般総合診療ができてこそ一人前だと感じます。いま振り返っても、総合診療ができないまま、その先の研修に進むのは難しかっただろうと思います。その点、当院のような市中病院なら、多種多様な症例を、日々の診療で経験できます。希望すれば、指導医のサポートを受けながら、さまざまな分野の診療にも携われるので、経験値という意味でも、自信を持って先に進めるのではないでしょうか。

ワークライフバランス、育児との両立も可能な協力体制

当直は月に数回ありますが、当直明けはできる限り早く、遅くとも昼までには帰宅してもらうように徹底しています。現在、日大からのローテーションで、子育て中の女性医師が専攻医研修を受けていますが、時短勤務や当直の調整の他、お子さんの急な発熱などの際も、互いに協力し合っています。専攻医の休日のオンコールは基本的にはありません。こうしたフレキシブルな対応ができるのは、小児科医が13人いるからこそでしょう。しっかり学びながら、ワークライフバランスも大事にしたい方には、理想的な環境ではないでしょうか。子どもの数が減り、小児科は存続できるのかと不安を感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、心身症など対応しなければならない診療はむしろ増えています。私は、心の問題はどちらかというと苦手分野でしたが、今ではやりがいを感じています。この年になっても学べることがたくさんあるのが小児科です。小児科に必要なスキルをオールラウンドで学べる当院に、ぜひ来てもらえたらいいなと思います。

Schedule 1日のスケジュール

08:30

出勤

08:45

~9:00 患者申し送り

09:00

~12:00 入院患者診察または外来診察

13:00

~14:00 院内勉強会

14:00

~17:00 検査/外来/救急外来診察

17:00

~17:30 患者申し送り

17:30

~18:00 自己研鑽

18:00

退勤