社会福祉法人 恩賜財団済生会支部 埼玉県済生会 鴻巣病院
県央
379床
1次救急
JR高崎線「鴻巣駅」よりタクシー10分、無料送迎バスあり
マンツーマン
住宅補助有
学閥なし
男性育休
症例数が多い
論文指導可
車通勤
週休2日以上
難治・急性期症例、認知症症例、身体合併症治療、児童思春期症例、依存症例、医観法通院指定症例を含む司法関連症例など疾病や年代も多様かつ幅広く経験し、精神療法・薬物療法を主体とする治療手技、生物学的検査・心理検査等の検査手法、精神保健福祉法や社会資源についての知識と技術を深めることができる。ローテート順については、本人の希望に応じて柔軟な対応が可能である。

精神科
東京医科歯科大学精神科専門研修プログラム
精神科
東京医科歯科大学精神科専門研修プログラム
精神科
東京医科歯科大学精神科専門研修プログラム
プログラム参加の決め手は「済生勅語」。地域に根付き心の病気を幅広く診る
大学入学当初から心療内科と精神科の二者択一だったというR.O.先生は、明治天皇のお言葉に感銘を受け、済生会鴻巣病院のプログラムに参加したそう。精神科単科病院ならではのメリットや気になる休日事情などを教えていただきます。
取材日:2023年11月
更新日:2025年04月

R.O.先生
医師期間
専攻医2年目(医師4年目)※取材当時
出身大学
東邦大学
プログラムスケジュール
プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です
医療によって生(いのち)を済(すく)う…済生勅語に感銘を受ける
社会福祉法人 恩賜財団 済生会は、明治天皇による済生勅語(さいせいちょくご)のもとに創立されました。私は「医療を受けることができないで困っている人達に施薬救療の途を講ずるように」とおっしゃった明治天皇の言葉に感銘を受け、このプログラムを選びました。もともと臨床心理士になりたいと考えていたので心療内科か精神科に進むことは決めていて、臨床研修で各科を回って最終的に精神科を選びました。とはいえ、個々の病院を自分でリサーチすることには不安もあったため、東京医科歯科大学の医局からの派遣という形でこちらに来ています。当初は市中病院で働くことをイメージしにくかったのですが、実際に仕事をしてみると医療体制が充実していて、非常に働きやすいことに驚いています。

地域に根付き、幅広い症例を経験できることが魅力
埼玉県済生会鴻巣病院は済生会唯一の精神科単科病院です。急性期・慢性期・認知症・アルコール依存症などそれぞれに特化した病棟を備え、病床数は400床近くになります。院内には訪問看護ステーションやデイケア、地域包括支援センターなどが入っており、地域に根付いて社会復帰までサポートしたいと考えていた自分にとっては、まさに理想的な環境と言えました。初年度の半年間は東京医科歯科大学でECTの研修などを行い、その後はずっとこちらで仕事をしています。スタート時は急性期のみを担当し、半年後には急性期に加えて認知症、一年後にはさらに慢性期がプラスされ…という感じに業務量が増えていくのがプログラムの特徴です。外来診療も上の先生の代診から始まって、半年後には外来を1コマ持つようになり、今は週に1回のペースで外来を担当しています。

連日の定時退勤。午後5時半発のバスに乗り遅れなし
最初はそれほど興味のなかった認知症に興味が湧いてきたり、合併症のある患者さんをコントロールするために試行錯誤したり…。精神科単科病院だからこそ、いろいろな経験ができ、気付きがありました。精神科のスキルを磨くにはもってこいの環境だと思いますし、朝9時に出勤して定時まで仕事をしたら、残業なしで帰宅できるところも素晴らしいと思います。私の記憶ではこれまでの2年半、午後5時半に出発する職員用の送迎バスに乗り遅れたことは一度もありません(笑)。休みは水曜日と日曜日の週に2日、有休取得を断られたことはありませんし、オンコールもないのでメリハリのある働き方ができています。ただしこれは私がまだ専攻医のためで、精神保健指定医の資格を持つ先生方はもっと忙しくなさっているかもしれません。

1日のスケジュール
09:00
出勤
カルテチェックなど
10:00
病棟回診
12:00
昼食
職員食堂にて
13:00
書類作成/病棟対応
15:00
カンファレンス/サマリー作成/外来診療 など
17:30
退勤