埼玉県専門研修プログラムNavi

埼玉県総合医局機構 KOBATON.med

臨床研修施設

独立行政法人 国立病院機構 埼玉病院

南西部

550床

3次救急

東武鉄道東上本線「成増駅」よりバス5分

臨床研修施設

3次救急

学会補助有

引越補助

新病院・新病棟

社宅・寮完備

託児所有

連携先豊富

週休2日以上

埼玉病院は基本方針の一つとして職員家族主義を掲げて、やりがいのある明るい職場環境を目指しております。我々は良い職場環境の中で、実りのある専門医研修を提供できるよう、日々努力を重ねております。
専門医を目指す先生方と一緒に働くことを楽しみにしております。
どうぞ埼玉病院をよろしくお願い致します。

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内科

慶應義塾大学 内科専門研修プログラム

複数の業務を同時進行、カテーテルやデバイス治療を幅広く経験

内科

慶應義塾大学 内科専門研修プログラム

複数の業務を同時進行、カテーテルやデバイス治療を幅広く経験

急性期から慢性期まで多彩な疾患を扱い、カテーテルなどの手技も多彩な循環器内科に進んだ笹島先生。カンファレンスは「勉強になることばかり」だと話す笹島先生に、多忙を極める日々の業務について教えていただきます。

笹島 康平ささじま こうへい

医師期間

専攻医2年目(医師4年目)

出身大学

慶應義塾大学

お住まい

病院周辺

プログラムスケジュール

研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
論文、院外活動など
医師3年目
さいたま市立病院、内科を2か月ずつローテート(循環器/呼吸器/消化器/糖尿病・内分泌・膠原病・腎臓病/血液/神経)
学会発表
医師4年目
国立病院機構埼玉病院(循環器内科)
学会発表
医師5年目
慶應義塾大学病院(循環器内科)
医師6年目
慶應義塾大学病院(循環器内科)

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

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忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

プログラム選びの決め手は豊富な症例数

循環器内科で扱う疾患は急性期から慢性期までさまざまで、命に直結する重篤な疾患を有する患者さんを担当することもあります。また、カテーテルやデバイス治療などを幅広く経験できることにも魅力を感じ、この分野を専門にしようと決めました。こちらの専門研修プログラムを選んだのは、循環器内科の医師数が多いこと、カテーテル治療などの症例数が豊富なこと、三次救急があることが理由です。将来的に臨床と研究の両方に携わりたいと思っているため、こちらで経験を積めば研究テーマが見つかり、研究の成果を臨床に生かせるのではないかと考えました。実際にこちらでは、救急患者さんに対して緊急カテーテル治療をしたり、病棟患者さんの治療計画を立てたりと責任ある業務を任せてもらっています。

複数の業務を同時進行、忙しくも充実した日々

担当業務は曜日ごとに変わるのですが、救急外来を担当するのに並行して病棟業務やカテーテル検査・治療をしたり、他科コンサルが入ったり、いろいろな業務をこなしながら一日が過ぎていきます。時には一刻を争う患者さんも運ばれて来ますから、お昼ご飯は手が空いた時にササッと済ませることがほとんどです。定時に帰れることは難しく、帰りはだいたい夜8時~10時の間といったところでしょうか。土曜・日曜のどちらかは当直になることが多くてオンコール当番もありますが、最低でも週に1回は休みが取れています。有休もきちんと申請すれば普通に取れますし、先輩医師の中には育休を取った方もいますので、休暇制度はしっかりしていると思います。

頼れる医師に囲まれ、初めての症例にも落ち着いて対応

これまでに経験した疾患は、心不全、心筋梗塞、肺血栓塞栓症、不整脈、心筋炎など、循環器内科で経験するものには一通り携わっている感覚です。埼玉病院は第三次救急医療機関ですから、心停止の状態で運ばれて来る患者さんもいらっしゃいます。初めての症例を担当する時は相当な緊張感を伴うものですが、身近なところに頼れる先輩方がいてくださるので、たった一人で「どうしよう、困った」という状況に陥ることはありません。また、臨床の現場では「答えは1つ」とは限りませんが、カンファレンスなどでいろいろな意見に触れることができ、非常に勉強になります。専攻医の自分の上はキャリア10年以上の先生ばかりですから、バックアップ体制はしっかりしていると思います。

Schedule 1日のスケジュール

08:00

出勤

08:00

回診、病棟業務、カテーテル、救急患者対応

12:30

昼食

13:00

病棟業務、カテーテル、救急患者対応

16:30

カンファレンス

17:30

病棟業務

19:00

自己研鑽

20:00

退勤

Cases 経験症例

●平均担当患者数 10~15人
●急性心筋梗塞、狭心症、急性心不全、肺血栓塞栓症、急性心筋炎

小児科

国立病院機構埼玉病院 小児科専門研修プログラム

研修プログラムはカスタマイズOK。子どもが好きだから頑張れる

小児科

国立病院機構埼玉病院 小児科専門研修プログラム

研修プログラムはカスタマイズOK。子どもが好きだから頑張れる

臨床研修から引き続き、埼玉病院で小児科の専門研修プログラムを継続中の西形先生。他病院を回って一年ぶりにホームに戻った西形先生に、プログラムの特徴や小児科医のやりがいなどをお聞きします。

西形 優実子にしかた ゆみこ

医師期間

専攻医2年目(医師4年目)

出身大学

日本大学

お住まい

賃貸(病院から車で20分)

プログラムスケジュール

研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
論文、院外活動など
医師3年目
国立病院機構埼玉病院 小児科・NICU(各3カ月間)/慶応義塾大学(6カ月間)
9月:地方会/2月:地方会
医師4年目
上尾中央総合病院(3カ月間)/国立病院機構北海道医療センター(3カ月間)/国立病院機構埼玉病院 小児科(6カ月)
医師5年目
国立病院機構埼玉病院 小児科・NICU
4月:小児科学会/5月:地方会(予定)

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

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忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

子どもたちが一日も早く元気になるよう、何事にも全力投球

小児科を選んだ理由はやはり「子どもが好き」というのが大きかったですね。小児医療では病気の子どもたちが元気になり、元の生活に戻れるようにすることが一番の目標です。私たち医師は子どもたちに向けて「元気になるから頑張ろうね」と声をかけて励まし、何事にも全力で取り組んで…と、小児科医は本当にやりがいのある仕事だと思っています。埼玉病院は臨床研修でもお世話になっていて、それぞれに強みを持った指導医が多数在籍されていることを知っていました。一方で、研修を通して「自分のことを分かってもらえている」という安心感もあり、こちらのプログラムに応募しました。実際に仕事をしていても、何か疑問があればすぐに相談できる環境があるのでとても助かっています。

専攻医2年目は「カスタマイズOK」の自由度の高いプログラム

3年間のプログラムのうち半年間は大学で研修することが決まっていて、初年度に慶應義塾大学へ行きました。ただそれ以外は複数の研修先から任意で選べるため、比較的自由度が高いと言えるのではないでしょうか。私の場合は実家が近いこともあって上尾中央総合病院を選んだり、北海道・札幌に行ったりしましたが、全て県内の病院で研修した方もいました。私は慶應―上尾―札幌と回って、一年ぶりにこちらに戻って来たのですが、初年度に担当した患者さんが外来で「お帰りなさい」と声をかけてくださることがあって、とてもうれしかったです(笑)。また大学の研修では同期や、高い専門性を持った先生方と知り合えたりして、人脈が広がりました。

周囲のフォローのおかげで長期休暇もしっかり確保

小児科の忙しさは感染症の流行に左右されるところが大きいので、忙しさがピークを迎えるとどうしても遅くまで仕事をすることもあります。早ければ定時に帰れますが遅い時は午後8時くらい、病棟は忙しい時は7~8人受け持ち、他に重症心身障害児を担当することもあります。それでも土曜・日曜のどちらかはお休みを取れていて、申請すれば有休や夏休みもしっかり取れるのでありがたいです。先輩方には日頃からいろいろフォローしていただいていて、自分がお休みの時は患者さんを診てくださいます。その分私も出勤の日は少しでも貢献できるよう頑張っています。メリハリをつけて働くことができます。

Schedule 1日のスケジュール

08:00

出勤、患者さんの情報収集

回診前に相談したいことを洗い出しておきます。患者さんにも会いに行きます。

08:30

カンファレンス、朝回診

全体カンファで当直医から当直帯新入院のプレゼンがあります。その後2チームに分かれて回診します。

09:00

オーダー、処置、カルテ記載など

研修医の先生と患者さんを担当しているときは一緒に行います。外来担当の日もあります。

11:30

昼休憩

午後は忙しくなることが多いので、なるべくその前に食事をするようにしています。

12:00

救急車や紹介患者さんの対応

対応数が多いときは研修医の先生や指導医の先生にもヘルプをお願いします。

16:30

夕回診

入院患者さんの1日の変化や新入院患者さんをチームで把握します。

17:00

夕カンファでの変更点などの対応

午後残っていた仕事を終わらせます。

17:30

退勤

※日によって忙しさが異なりますが、遅くとも19:00~20:00には退勤できます。

Cases 経験症例

●平均担当患者数 入院は月に20~25人
●呼吸器感染症、けいれん、ケトン性低血糖症、喘息、尿路感染症、胃腸炎、川崎病、乳児早期発熱、アナフィラキシー、ITP、IgA血管炎、溶連菌感染後急性糸球体腎炎、VSD、消化管アレルギー、 糖尿病、甲状腺機能亢進症、ネフローゼ症候群、先天代謝異常症、肥満症、神経性やせ症、医療的ケア児、NICUなど(上記他院と合わせて)
●白血病や先天性心疾患、集中治療なども大学ローテーションで経験させていただくことができます。

救急科

国立病院機構埼玉病院 救急科専門研修プログラム

事業所内保育所が安心の決め手に。救急科専門医を目指すママ医師が選んだ充実の環境

救急科

国立病院機構埼玉病院 救急科専門研修プログラム

事業所内保育所が安心の決め手に。救急科専門医を目指すママ医師が選んだ充実の環境

0歳児と1歳児、2人の子を持つママ医師として救急科の専門研修プログラムに取り組む野中先生。プログラム選びで重視したポイントや、仕事と子育てに奮闘する日々の様子などをお聞きします。

野中 美奈穂のなか みなほ

医師期間

専攻医1年目(医師4年目)(臨床研修終了後半年間産休育休取得したため)

出身大学

東海大学

お住まい

自宅(病院から車で10分程度)

将来の目標

救急科専門医、その後集中治療専門医を取得したい。

プログラムスケジュール

研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
論文、院外活動など
医師3年目
国立病院機構埼玉病院 救急科
学会発表2回、6ヶ月間産休+育休
医師4年目
国立病院機構埼玉病院 救急科
2024年度は急性薬物中毒の症例を学会発表(英語)することを目標に指導医と相談中
医師5年目
2025年度は指導医と相談して決定

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

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忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

併設の保育園に子どもを預け、専門研修プログラムに取り組む日々

私は臨床研修も埼玉病院でお世話になったのですが、ローテーションでいろいろな科を見て回った時に救急科が一番楽しいと思ったんです。救急科は診療科の枠を超えてさまざまな症例を担当でき、手技を行う機会も多くあります。また医師として、バイタルサインが崩れた患者さんを立て直し、根本治療につなげる一連の技術を身につけておく必要があると思い、救急科に進むことを決めました。臨床研修の頃から救急科の雰囲気がいいことは良く分かっており、これが研修先を選ぶ一番の決め手になりました。また、当院に保育園が併設されていることも当院を選んだ大きな理由の一つです。私は今2人の子育て中なので、職場のすぐ近くに安心して子どもを預けられる場所があるのはとてもありがたいです。おかげさまで毎日、お迎えの時間ギリギリまで仕事をすることができています。

周囲のサポートで学会発表を2回経験、学術活動に関する専門医取得の基準をクリア

当院が二次救急から三次救急へ移行したのは2021年とまだ日が浅いですが、救命センターと救急科の専門研修プログラムの立ち上げに関われることはやりがいがあり、上級医の先生方にも熱心にご指導いただいています。3年間のプログラムでは当院で最低半年勤務することが決まっているほかは、専攻医それぞれの希望に沿って柔軟にプログラムを組み立てることが可能です。当院では外傷を経験できるチャンスがまだ少ないため、この分野は連携病院の埼玉医科大学総合医療センターで経験したり、母体救命を学ぶために日本大学医学部附属板橋病院で研修することもできます。私は産休・育休の関係でスタートからまだ半年ほどですが、毎日午前中にエコーの研修を受けたり、週に一度指導医と振り返りの時間を設けたり、学会発表もすでに2回行って3年目で学術活動に関する専門医取得の基準をクリアしました。

午後6時退勤・夜間勤務免除。周囲のサポートのおかげで充実した毎日

担当患者さんはICU、HCU、一般病棟を合わせて常時15~20人といったところでしょうか。と言っても自分一人で患者さんを抱えるわけではなく、チーム全体で患者さんを診ているため、不安や疑問があればすぐに上級医に相談できますし、どの先生も子育てをしながら救急医を目指す私の状況を理解してくださっているので本当に感謝しています。私は妊娠中から育休を経て復帰した今も、夜間勤務の免除や、子どものお迎えのために午後6時退勤等、配慮してもらってます。 最初は仕事と家庭を両立できるだろうかという不安もありましたが、今は周囲のサポートのおかげで充実した毎日を過ごすことができていて、感謝の気持ちでいっぱいです。もし私と同じように悩んだり、迷ったりしている方がいらっしゃったら、ぜひ一度見学にいらしてください。

Schedule 1日のスケジュール

08:00

出勤

08:30

朝カンファレンス

09:00

回診

救急外来または病棟業務

救急外来と病棟担当に分かれる、医師各2名+診療看護師

曜日により勉強会、他職種カンファレンスなど

専攻医は月1回の頻度で看護師さん向けレクチャーを行う。

17:15

夕回診

18:00

退勤

子どものお迎えのために周囲の協力を得て退勤。 ※曜日によって勉強会や多職種カンファレンスなどあり

Cases 経験症例

●平均担当患者数 15〜20人(ICU5~6人+HCU+一般病棟)
●心肺停止、敗血症性ショック、ARDS、急性薬物中毒、低体温

総合診療科

国立病院機構埼玉病院総合診療専門研修プログラム

医学的、社会的、倫理的な問題を抱える患者を支えたい

総合診療科

国立病院機構埼玉病院総合診療専門研修プログラム

医学的、社会的、倫理的な問題を抱える患者を支えたい

学生時代から総合診療科を志望し、現在専攻医3年目の大成先生。埼玉病院の専門研修プログラムを選んだ理由や、総合診療科ならではのやりがい、将来のビジョンなどについてお聞きしました。

大成 正騎おおなり まさき

医師期間

専攻医3年目(医師5年目)

出身大学

杏林大学

お住まい

徒歩2分

将来の目標

クリニック開業

プログラムスケジュール

研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
論文、院外活動など
3年次
国立病院機構埼玉病院(総合診療科、循環器内科、脳神経内科)
遷延する発熱を契機に診断に至った急性HIV感染症の1例(日本病院総合診療医学会)
4年次
かみいち総合病院(総合診療科)、南砺市民病院(総合診療科)
感染を伴った腹腔内リンパ管腫と考えられる巨大嚢胞性腫瘤を認めた高齢者の1例(日本老年医学会地方会)、COVID-19ワクチン接種後に発症した血小板減少を伴う深部静脈血栓症の1例(日本内科学科ことはじめ)
5年次
獨協医科大学埼玉医療センター(腎臓内科、救急医療科)、国立病院機構埼玉病院(小児科、総合診療科)
6年次
国立病院機構埼玉病院(総合診療科)、河北ファミリークリニック南阿佐ヶ谷

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

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忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

祖母の闘病をきっかけに、学生時代から総合診療科を目指す

祖母が関節リウマチ、気管支喘息、C型肝炎、さらには肝硬変を発症し、最後は肝細胞がんが全身に転移して亡くなりました。私はまだ医学部に入りたてで、緩和的医療を受ける祖母に、何もしてあげることができませんでした。だからこそ、医学的だけでなく、社会的、倫理的問題など様々な問題を抱える患者さんを支えたいと考え、早い時期から総合診療科を志しました。父が埼玉県でクリニックを経営しており、いずれ継ぐことも考慮して、研修先は埼玉県内でと決めていました。埼玉病院は病床数550床規模の総合病院です。基本的な診療科が揃っており、他科とのコンサルテーションがしやすいと思いました。また、大学病院・中規模病院など研修先のバリエーションが豊富なことにも魅力を感じ、迷わずこちらを選びました。

指導医にも恵まれ、難症例も多職種連携で真摯に対応

当院は急性期病院のため、原因不明の発熱や、どの診療科を受診したらいいかわからないなど、多様性に富んだ疾患を診ることができるので、非常に勉強になります。現在は主治医として、常時5~8人の患者さんを担当しています。指導医の先生方は相談しやすく、判断に迷った時は気づいたことを教えてくださいます。ただ、幅広い症例を経験できる反面、難しい決断に迫られることも日常茶飯事です。多疾患併存状態で、家族関係は断絶、頼る身内もなく自宅で寝たきり状態の患者さんの対応について、唯一連絡が取れた息子さんと多職種で真剣に考えたケースがありました。迷った末、本人の希望を尊重して入院はせず、唯一の楽しみのお酒も許可しました。最後は苦しむことなく旅立たれたと聞き、我々の判断は間違っていなかったと、再び前を向くことができました。

患者や家族との関わりが深い分、やりがいも多いのが総合診療科医

総合診療科の患者さんは、複数の疾患を抱えている方が多いため、日頃から各専門領域の先生方とコミュニケーションを取り、相談する機会が多い科です。多職種カンファレンスなどを通して、患者さんが抱える複雑な問題をチームでマネジメントしていくのが、当科の醍醐味でもあります。総合診療科を選択する専攻医は、まだ多くはありませんが、オンコールはなく、休日は取りやすい環境です。もちろん、担当患者数が増えれば忙しくはなりますが、その分やりがいも感じています。患者さんやご家族との関わりが深い分、感謝の言葉を直接いただく機会も多く、この仕事をしていてよかったと思います。4月からは大学院への進学を控え、家庭医専門医の研修がスタートします。総合診療科医としてさらに成長できるよう研鑽を続けたいと思います。

Schedule 1日のスケジュール

08:00

出勤

08:30

カンファレンス 打ち合わせ

09:10

病棟回診

09:40

指示だし、検査、点滴、処方オーダー、カルテ記載

12:00

休憩

14:00

多職種カンファレンス(週1回)

16:00

打ち合わせ

16:30

病棟回診、書類整理

18:30

退勤

Cases 経験症例

●不明熱(SLEや血管炎などの膠原病、悪性リンパ腫、感染性心内膜炎、髄膜炎、急性HIV感染症など)の診断
● 肺炎、尿路感染症、COPD、気管支喘息、慢性心不全、甲状腺機能異常症などのcommon disease
● 高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病
● Polypharmacy、薬物有害事象
● 多疾患併存状態、社会的または倫理的な問題のある事例

外科

埼玉病院外科専攻医プログラム

ゼロから学べる外科専門プログラムで、成長を感じる1年に

外科

埼玉病院外科専攻医プログラム

ゼロから学べる外科専門プログラムで、成長を感じる1年に

ER型救命救急センターに勤務する中で、自ら治療に携わる外科に興味を持った田中先生。外科と救急、その両方の知識・経験を活かして活躍できる医師を目指す田中先生に、埼玉病院のプログラムの魅力や将来ビジョンなどを伺います。

田中 黎たなか れい

医師期間

専攻医1年目

出身大学

東京医科大学

お住まい

成増

プログラムスケジュール

研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
論文、院外活動など
3年次
埼玉病院 外科
4年次
熊谷総合病院
5年次
埼玉病院(埼玉メディカルセンター、熊谷総合病院、行田総合病院)

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

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忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

ハイレベルな指導医から、外科の基礎を学ぶ環境こそが魅力

私は以前、初期診療がメインのERに勤務していました。ERでできる治療は限られ、入院や手術が必要な場合は、適切な診療科に振り分けるのですが、次第に自分で治療したいという想いが強くなりました。中でも治療に直接的に携わる範囲が広いのは外科だと思い、外科の専門研修プログラムに進みました。当院での研修を選んだのは、一度は埼玉県で働いてみたかったことと、公立病院の医療に興味があったからです。また、外科には慶応義塾大学の先生方が在籍されているので、指導医の技術力はかなり高いのではないかと考えました。指導医の技術力が高い分、専攻医に求められるレベルも高く、今はついて行くだけで必死ですが、初期研修では経験できなかった肝胆膵領域の疾患まで幅広く学べる点にも魅力を感じています。

段階を踏みながら、確実にスキルアップにつなげるプログラム

月・水・金は、鼠径ヘルニアや胆嚢摘出手術から悪性腫瘍まで、様々な予定手術が入っています。さらに2日に1回はオンコール当番があり、緊急手術が入ることもあります。緊急の虫垂炎手術や胆嚢摘出手術などは段階を踏みながら、ステップバイステップで経験させてもらえるので、少しずつですが、外科医として形になってきた手ごたえを感じています。指導医による指導は厳しいですが、虫垂炎の緊急手術を担当した際、夜中にもかかわらず、私のスキルアップのために先輩が丁寧に指導をしてくださいました。外科手術では一つひとつの動作まで細心の注意を払う必要があることを学ぶと同時に、技術力を上げるにはもっと練習が必要だと痛感しました。この経験は、今まで以上に手術と真剣に向き合う契機になりました。2年目からはより難易度の高い手術が控えているので、今のうちにしっかり基礎を学びたいと思います。

外科と救急、2つの強みを活かして実力をつけ、医療に貢献したい

毎朝7時過ぎには出勤し、朝のカンファレンス終了後は、手術室に向かう日が多いです。予定手術がない日も病棟業務や回診など様々な仕事があり、帰宅時間は平均して午後6~8時といったところです。当直は月2回。この他にも、土日のうち1日はオンコール当番と術後の傷をチェックする朝回診の当番があります。土日のどちらかは完全オフなので、ゆっくり休めます。一方、当院は三次救急医療機関のため、当直の際は心肺停止や意識障害など、重症の救急患者の対応に外科が関わる機会も多いです。救命救急センターでの経験が活かされていると感じるので、将来は外科と救命救急を組み合わせた医療を提供できる医師を目指しています。一度は海外で勉強したい気持ちもあり、語学の勉強は今後も続けていくつもりです。

Schedule 1日のスケジュール

07:20

出勤

07:45

朝カンファレンス

09:00

手術

13:00

食事、病棟業務、夕方回診

18:00

~20:00 退勤

眼科

慶應義塾大学プログラム

手術件数の多い施設で、多様な疾患の手術を週4~5件経験

眼科

慶應義塾大学プログラム

手術件数の多い施設で、多様な疾患の手術を週4~5件経験

先進国で近視が大きな問題となる中、自分も目が悪いこともあり、眼科に興味を持ったという先生。眼科の手術に触れた際、その洗練された手技に憧れを抱いたと言います。研修先に埼玉病院を選んだ理由や将来ビジョンなどを伺いました。

医師期間

2年目

出身大学

慶應義塾大学プログラム

プログラムスケジュール

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

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忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

外来、白内障・緑内障から網膜手術まで、幅広い症例を担当

専攻医1年目は慶應義塾大学で研修を受け、埼玉病院には2年目からお世話になっています。当時の指導医の先生方から、埼玉病院は症例が豊富で、指導体制も充実していると聞いていました。期待通り、手術や外来などいろいろな経験をさせてもらえ、この半年で白内障・緑内障の手術の他、網膜の手術まで経験することができました。これほど短期間に、ここまでの手術件数を任せてもらえる研修施設はなかなかないと思います。現在も週4~5件はコンスタントに手術が入っており、出身大学の同期と比べてもこの数はかなり多い方だと思います。外来も担当していますが、同じ疾患でもバリエーションに富んだ症例を幅広く診られるので、非常に勉強になり、充実した日々を過ごせています。

どんな症例が来ても対応できるスキルの獲得へ、充実の指導体制

8時半頃から約30分間、毎日朝の回診があり、外来がある日は午前中に約20人の診察をします。患者さんの数が多く、初診の方が来ると1人約30分かけて診察するため、日によっては13時頃までかかることもあります。外来が終わると、急いで昼食を済ませて、午後は手術という日が多いです。手術後は溜まった書類の処理や翌日の外来、オペの準備をして退勤します。手術の件数が多く、日中は忙しいですが、18時半には退勤できるので、ワークライフバランスは取りやすい方だと思います。指導医の先生方は皆さん経験豊富で、どんな症例が来ても対応できる高いスキルをお持ちです。合併症が起きた時のリカバリーなど、指導医から学ぶことも多いと感じています。外来や手術で迷った時も気軽に相談できる環境で、医局員全員のレベルアップを目指して丁寧に指導してくださるので、とても心強いです。

見える喜びを患者さんと共有できることが眼科医のやりがい

眼科の魅力の一つに、結果がわかりやすい点があります。手術後、患者さんによく見えるようになったと感謝してもらえるのは、眼科医のやりがいにつながっています。緑内障で眼圧がずっと高かった方が、手術によって下がったり、手術をしても改善しなかった方が、別の術式の手術で回復されたりしたときは、この仕事を選んで良かったなと思いました。専攻医3年目はこれまで以上に複雑な手術や、緊急度の高い手術を自分が主導して行うケースも増えるでしょう。眼科医としてままだまだ駆け出しですが、指導医の先生方に相談しながら、どんな症例が来ても、急な手術でも、しっかり自分でこなせるように、さらに勉強を続けていきたいと思っています。埼玉病院の眼科は11人の常勤医が在籍し、後進の眼科医の教育にも力を入れていますので、いろいろな経験を積みたい人には理想的な環境です。

Schedule 1日のスケジュール

08:00

〜8:30 出勤、カルテなど確認

08:30

〜9:00 病棟回診

09:00

〜12:30 外来

12:30

〜13:00 昼食

13:00

〜17:00 手術

17:00

〜18:00 文書作成、カルテ整理など

18:00

退勤

Cases 経験症例

●平均担当患者数 手術件数 15件/月 外来症例120人/月(のべ)
● 白内障手術
● 緑内障手術
● 硝子体手術
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