埼玉県専門研修プログラムNavi

埼玉県総合医局機構 KOBATON.med

順天堂大学医学部附属 順天堂越谷病院

東部

226床

2次救急

東武スカイツリーライン「せんげん台駅」より徒歩5分

勉強会豊富

大学院

女性多い

学会補助有

学閥なし

屋根瓦式

論文指導可

基幹病院である順天堂越谷病院においては精神保健福祉法に基づいた各入院形態や外来診療を経験でき、連携施設である順天堂医院、順天堂浦安病院、順天堂静岡病院、順天堂東京江東高齢者医療センター、順天堂練馬病院の5連携施設は、それぞれの役割を通してEBMに基づいた精神医学研修を行っており、専門医に並行して精神保健指定医の資格も取得することができる。また、同時に大学院に進学することも可能である。

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精神科

順天堂大学附属病院 精神科専門医研修プログラム

豊富な症例数を誇る精神科単科病院をはじめ、研修先は全て医学部附属病院

精神科

順天堂大学附属病院 精神科専門医研修プログラム

豊富な症例数を誇る精神科単科病院をはじめ、研修先は全て医学部附属病院

高校生の頃に人の心の動きに興味を抱き、医学部受験では精神科単科病院を持つ大学に狙いを定めたという嶋先生。専門研修プログラムをどのように選んだのか、今後のキャリアプランを含めてお聞きしました。

嶋 忠義しま ただよし

医師期間

専攻医2年目(医師4年目)

出身大学

順天堂大学

お住まい

病院の最寄り駅から電車で20分程度のマンション

将来の目標

専門医、指定医、学位取得

プログラムスケジュール

研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
論文、院外活動など
医師3年目
順天堂越谷病院
医師4年目
順天堂越谷病院
大学院入学
医師5年目
順天堂東京江東高齢者医療センター(6カ月)/順天堂静岡病院(6カ月)※予定

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

0
1
2
3
4
5
忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

精神科単科病院ならではの多彩かつ豊富な症例が魅力

高校時代は理系だったのですが、特にやりたいことが見つからなくて…。ちょうど東日本大震災があったことで人の役に立つ仕事をしたいと考えたこと、人の心に興味があったことなどがきっかけになり、精神科医を志すようになりました。医学部を受験する時から精神科の単科病院がある大学に狙いを絞っていたので、順天堂大学に合格できて本当に良かったです。単科病院ならではの多彩な症例に触れられ、全てのプログラムをお茶の水の本院や江東区南砂、千葉県浦安などの附属病院で完結できる点に魅力を感じてこのプログラムに決めました。実際に仕事をしてみると症例数はかなり豊富で、最初の1年間で専門医取得に必要なほぼ全ての症例を経験できたのではないかと思います。

東京、千葉、静岡…都内近郊6つの附属病院でプログラムが完結

3年間のプログラムでは、お茶の水の本院と越谷で1年ずつ研修するのが基本ですが、僕の場合は2年連続で越谷病院に勤務しています。来年の前半は、江東区にある高齢者医療センターで認知症を中心に勉強することが決まっていて、後半は三次救急の勉強も兼ねて静岡病院のほうへ行くかもしれません。プログラムの研修先は全て大学の附属病院なので、教授を筆頭に一定レベル以上の教育体制が整っている安心感があります。また、主な研修先が東京近郊に集まっているので、都内に住まいがあれば引っ越しの必要がないところもいいなと思います。一方で、合計6カ所の研修先にはスーパー救急病棟がなく、精神鑑定なども行っていないので、この分野に関しては少々弱いと言えるかもしれません。

臨床の傍ら大学院で研究に従事。専門医の次は学位取得を目指す

出勤は毎日ゆっくり目の朝9時で、電気けいれん療法が入っている時だけ30分くらい早く来ています。ママさん医師には時短勤務を認められていたり、パパさん医師が子どものお世話で休みを取ったりするのも決して珍しいことではありません。当院は基本的に主治医制になっており、最初は数人からスタートして今は常時10~15人ほどの患者さんを担当するまでになりました。精神科の疾患は治療の成果がハッキリ認められることが少ないですが、うつ病で趣味の盆栽にも興味を示さなくなっていた方が「もう一度盆栽を始める」と言ってくださったりすると、確かな手ごたえを感じます。専攻医2年目の今年は大学院に入り、臨床と並行して研究も行うようになったので、専門医の先にある学位取得も見据えて頑張っていきたいと思います。

Schedule 1日のスケジュール

09:00

出勤

週に1回、mECT(修正型電気けいれん療法)を行う日は8:45~10:30

09:00

病棟回診

※毎週木曜日 9:30~病棟総回診、11:00~カンファレンス、午後~勉強会 ※外来日 専攻医は平日午前1コマ9:00~13:00(20人前後+初診)

12:00

昼休憩

土曜日は13:00終了。多少の前後はあります。

13:00

入院診察

新入院が入る場合はこのくらいの時間帯が多いです。

15:00

病棟回診

17:10

退勤

木曜日は医局会が17:00~17:30にあります。

Cases 経験症例

●平均担当患者数 10~15人
●気分障害(双極性感情障害、うつ病)、統合失調症、各種認知症(アルツハイマー、DLB、FTD等)、パーキンソン病(脳神経内科常勤のため、精神症状に対して兼科することが多いです)

精神科

順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院 精神科専門研修プログラム

開始1年半で必要症例をコンプリート。初年度から主治医として精神科外来を担当

精神科

順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院 精神科専門研修プログラム

開始1年半で必要症例をコンプリート。初年度から主治医として精神科外来を担当

児童精神医学に興味を持っていた長畑先生は、初期研修の2年間を経て小児科志望から精神科へ方向転換したと言います。プログラム選びのポイントは「主治医制が理由の一つ」と語る長畑先生に、順天堂越谷病院ならではの魅力を伺いました。

長畑 志穂ながはた しほ

医師期間

専攻医2年目(医師4年目) ※取材当時

出身大学

東京女子医科大学

プログラムスケジュール

研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
論文、院外活動など
医師3年目
順天堂越谷病院 メンタルクリニック 病棟業務
埼玉精神医学懇話会
医師4年目
順天堂越谷病院 メンタルクリニック 病棟+外来
学会参加
医師5年目
順天堂大学高齢者医療センター予定

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

0
1
2
3
4
5
忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

専攻医1年目から主治医として診療し、外来も担当

もともと児童精神医学に興味を持っていて、初期研修の頃は小児科に進むつもりでいました。ただローテーションでこちらへ来たのをきっかけに「精神科から児童精神を学ぶのもいいかな」と考えるようになり、精神科を専門にしようと決めました。専門医取得に向けてこちらのプログラムを選んだのは、当院のメンタルクリニック(精神科)が主治医制で診療していることが理由の一つです。最近はチーム制で診療する施設も多いですが、主治医だからこそ患者さんに対する責任感が芽生え、「患者さんにとって一番いい治療をしよう」と真剣に取り組むようになるのだと思います。専攻医1年目から主治医として患者さんを診て、外来も担当できる……。私としてはそれが楽しくて、精神科医としてのやりがいを感じています。

上級医との「壁」はほぼなし。気軽に相談できる環境が魅力

医師になって数年でいきなり主治医になることを不安に感じる方がいるかもしれません。でも初めから大勢の患者さんを担当するわけではなくて、2人くらいからスタートしますので負担はそれほど大きくないと思います。患者さんの診療で困ったことがあれば週に一度の全体カンファレンスで相談できますし、それ以外のときも上の先生に気軽に相談できるので安心です。私が所属するメンタルクリニックは上の先生との壁がほぼないので、医局でお昼ご飯を食べながら、「ちょっと患者さんのことで……」と相談するのもOKです。私はプログラムを開始して1年半ほどになりますが、今の時点で専門医や指定医のレポートに必要な症例はほぼ全て集めることができています。もしも足りない症例があるときは医局の壁に「ほしいですマーク」を付けておくと、症例を回していただけるのもありがたいです(笑)。

患者さんと真摯に向き合い、9時から5時に全力投球

つい先日教授との面談があり、専攻医3年目になる来年から関連施設の東京江東高齢者医療センターに行くことが決まりました。異動まで半年間あるのでいろいろ準備できるのは助かるのですが、少しだけ心残りなこともあります。というのも主治医として診ている患者さんによい変化が現れてきて、「引き続き診たい」という気持ちもあるからです。入院中にビーズづくりなどをして同じ時間を過ごすなか、彼女が抱えている問題や心の中にあるものを知ると同時に、時間をかけて向き合うことで相手に心を開いてもらえることを学びました。と言っても、残業してまで頑張らなければいけないわけではありません。メンタルクリニックは教授自ら「9時から5時で仕事をやりきろう」と発信してくださっているので定時で帰る人がほとんどです。有休も申告した順に取得できますし、仕事と趣味を両立させたい人にはぴったりではないでしょうか。他科からの転科も大歓迎です!

Schedule 1日のスケジュール

09:00

出勤

09:00

~12:00 病棟業務

診察、処方

12:00

~13:00 昼食休憩

13:00

~15:00 新患対応

入院時診察、指示出し、患者家族と面談等

15:00

~17:00 病棟業務

17:00

退勤

Cases 経験症例

●平均担当患者数 13人
●うつ病
●統合失調症
●双極性障害
●アルコール依存症など各依存症
●思春期症例
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