埼玉県専門研修プログラムNavi

埼玉県総合医局機構 KOBATON.med

臨床研修施設

自治医科大学附属 さいたま医療センター

さいたま

628床

3次救急

JR京浜東北線「大宮駅」よりバス10分

臨床研修施設

3次救急

キャリア充実

勉強会豊富

大学院

学閥なし

時間外手当

社宅・寮完備

論文指導可

当センターでの研修は、長年の地域医療の経験に基づいた総合医療の基盤に立つ指導と、それに続く高度専門医療の研修を可能にしていることなど多くの特徴があります。
中でもそれぞれの専門領域で第一線に立つ専門医が、本学の建学の精神に基づき、総合診療の重要性を理解してそれぞれの専門領域という壁を立てずに研修指導に当たっていることが最も大きな特徴です。

産婦人科

自治医科大学附属さいたま医療センター産婦人科専門研修プログラム

迷いなく産婦人科へ。幅広い症例を経験できるプログラム

産婦人科

自治医科大学附属さいたま医療センター産婦人科専門研修プログラム

迷いなく産婦人科へ。幅広い症例を経験できるプログラム

出産に立ち会えるだけでなく、幅広い年代の疾患を診られることに引かれて産婦人科を選択したという小澤先生。専門研修プログラムに取り組む小澤先生に、プログラムの特徴や魅力などをお聞きしました。

小澤 利佳おざわ りか

医師期間

専攻医2年目(医師4年目)

出身大学

東京女子医科大学

お住まい

大宮駅周辺(外病院は電車通勤しています)

プログラムスケジュール

研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
論文、院外活動など
医師3年目
自治医科大学附属さいたま医療センター
学会発表2回
医師4年目
練馬光ヶ丘病院(4〜9月)丸山記念病院(10月〜)
学会発表2回、論文1本提出中、新しい趣味のサーフィンを始めました。
医師5年目
6月に名瀬徳洲会病院(地域医療)

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

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忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

お産だけでなく、幅広い年代の症状が診られることに魅力

学生の頃から産婦人科を目指していました。ポリクリで病院を回っていて、赤ちゃんが生まれてくる瞬間に立ち会えるというのがすごくいいなと思いまして。臨床研修も自治医科大学附属さいたま医療センターの産婦人科コースを選択し、産婦人科を計5、6カ月回りました。お産だけでなく、不妊や更年期症状、月経困難、悪性腫瘍など、若者からお年寄りまで幅広い年代のさまざまな症状が診られることに引かれ、最終的に産婦人科で決めました。私は埼玉出身で、東京の大学を卒業後は埼玉で働きたいと考えていました。埼玉県で産婦人科があるところという基準で臨床研修先を選びましたし、専門研修も、引き続きさいたま医療センターのプログラムに応募することを決めました。あまり迷うことはありませんでしたね。

研修先は埼玉に集中、多様な症例を経験できるプログラム

プログラムの初年度は、さいたま医療センターで専攻医取り立ての先生と指導医の先生とでチームを組み、教えてもらいながらチームの担当患者さんを診ました。産科は母体搬送を含めたハイリスク妊婦、婦人科では主に悪性疾患を診ていましたね。2年目は、4月から9月まで練馬光が丘病院に出向し、10月から丸山記念総合病院で働いています。こちらは婦人科の救急搬送が多く、異所性妊娠や卵巣腫瘍系捻転などの緊急手術が多いです。当直は月2、3回ほどですね。研修先は教授と面談して決まりますが、基本的に埼玉県に集中しています。私は現在大宮に住んでいますが、どこも通いやすい場所にありました。趣味のサーフィンやスノーボードにも行きやすいです(笑)。また、病院ごとに学べる症例の特色がありますね。私は忙しくてもいろいろな症例を経験したかったので良かったです。

サブスペシャリティを身に付け、プライベートとの両立を

プログラムの中で印象に残ったのは、当直中に来られた未妊健妊婦、妊婦健診を一度も受けていない患者さんです。妊娠高血圧症候群のため搬送後すぐに緊急帝王切開を行い分娩に至りました。未婚でまだ若く、誰にも相談できなかったようです。産まれた赤ちゃんは疾患があり、NICUで何度も手術を受けました。患者さん自身も大変でしたが、その過程で自分の手で子どもを育てていくと決意されていました。さまざまな背景の人がいるのだなと改めて感じましたね。産婦人科で働いていて、母子ともに健康で退院してくれることがモチベーションにつながっています。ゆくゆくは私も結婚、出産すると思いますが、仕事は辞めたくありません。何かしらのサブスペシャリティを身に付けて、細々とでも長く働けたらいいなと思っています。

Schedule 1日のスケジュール

08:30

出勤

病棟へ行き、必要なオーダー、処置行う

09:00

外来

産科、婦人科ともに行ってます。外来中に分娩あれば分娩対応、採卵、IVF、子宮卵管造影等の処置も行なっています。

13:30

手術

産科手術(帝王切開、頸管縫縮術)、婦人科手術(子宮鏡、腹腔鏡手術、開腹手術)様々な手術をやっており、執刀もさせていただいてます。

16:00

病棟業務、週に1回カンファレンス

回診、退院診察、処方オーダー等行なってます。週1回入院患者、術前カンファしてます。

18:30

退勤(17:00~18:30)

Cases 経験症例

【済み症例】 帝王切開執刀 30件、帝王切開助手 20件、前置胎盤・常位胎盤早期剥離の帝王切開 5件、子宮内容除去術、子宮内膜掻爬術執刀 10件、子宮付属器摘出術執刀 10件、単純子宮全摘術執刀 10件、浸潤がん手術執刀or助手 5件、腹腔鏡下手術 15件、不妊症の診療 5件、採卵または胚移植 5件、思春期や更年期以降女性の診療5件、LEP処方初回 5件
● 専門医取得に必要な経験症例は、経膣分娩(74/100件)、腟式手術1(9/10件)以外は全て件数足りています。
● 丸山記念病院は異所性妊娠の緊急手術が多いです。(婦人科救急受け入れが多い)
● 自治医科大学附属さいたま医療センターでは、産科はハイリスク妊婦(母体搬送受け入れも)、婦人科は悪性疾患を主に診ていました

内科

自治医科大学附属さいたま医療センター内科専門研修プログラム

融通が利くのがプログラムの魅力。肺がん治療にやりがい

内科

自治医科大学附属さいたま医療センター内科専門研修プログラム

融通が利くのがプログラムの魅力。肺がん治療にやりがい

臨床研修から引き続き、さいたま医療センターで呼吸器内科の専門研修プログラムに取り組む甘利先生。専攻医3年目となる甘利先生に、プログラムの特徴や呼吸器内科のやりがいなどをお聞きしました。

甘利 ひかりあまり ひかり

医師期間

専攻医3年目

出身大学

日本大学

お住まい

埼玉県

将来の目標

患者さん・家族に寄り添う地域のDr

プログラムスケジュール

研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
論文、院外活動など
医師3年目
自治医科大学附属さいたま医療センター(6カ月間)/自治医科大学附属病院(6カ月間)
学会2回
医師4年目
自治医科大学附属さいたま医療センター(中規模病院、総合診療科、救急科、呼吸器内科をローテート)
学会2回 ゴルフを始めたり、テニスをしたりなど
医師5年目
治医科大学附属さいたま医療センター/さいたま市民医療センター
総会準備中 学会1回

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

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忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

がん治療がしたくて内科へ、プログラム選択の決め手は“人”

もともとがん治療がしたかったのですが、不器用なこともあり、外科ではなく内科を選択しました。臨床研修はさいたま医療センターの内科コースを受講。後期研修先を検討する中で、呼吸器内科と消化器内科のどちらを選ぶか迷っていました。コロナ禍のためオンラインで入局説明会を行うケースも多かったので、いろいろな大学病院を見ましたね。呼吸器内科で入局説明会に参加したのは、出身地の長野と、東京の4病院です。どこも一長一短で悩みましたが、最後に決め手になったのは人です。さいたま医療センターには、研修医1年目の頃から呼吸器内科の面白さを教えてくれて、熱心に勧めてくれていた先生がいました。医局としては規模が小さめで人数も少ないですが、入局を決めました。

小さな医局ならではの、融通が利くプログラム

医局の規模が小さい分、上の先生との距離が近いので、教授との話し合いである程度融通が利くのがプログラムの魅力です。もちろん、連携先の南魚沼市民病院など地域の病院に2カ月ずつ出向するなど必修の項目はありますが、そこさえきちんと消化すれば、ある程度自分の希望も聞いてもらえます。その人のやりたいことに合わせて、教授が出向先などをカスタマイズしてくれます。私はプログラムの初年度は、本院の自治医科大学附属病院に半年間行かせてもらいました。2年目は地域の中規模病院と、当センターの総合診療科や救急科をローテートする以外は、呼吸器内科にいました。3年目は、基本的には当センターの呼吸器内科にいて、2カ月間だけさいたま市民医療センターに出向しました。J-OSLERについては、2年目の初めぐらいに埋まりました。

患者とのやり取りが励みに 生涯臨床現場で働きたい

当直の回数は、病院によって違います。当センターは月3回程度ですが、連携先には月5回の病院もありました。連携先の地域の病院では、院内に医師1人で当直をすることもあります。自分があまり得意ではない症例の患者さんが来るなど焦ることもあり、いまだに慣れない部分もありますが、良い経験になりますね。プログラムでは、肺がんのターミナルの患者さんを診る機会も多いです。大学病院ですので看取りまですることはなく、数週間の治療が終わると緩和ケアなどに移ってしまいますが、最後にすごく感謝されたり、転院先でも私の話をしていることを人づてに聞いたりするとうれしいですね。少しでも気持ちが和らぐような時間を過ごしてほしいです。プログラム終了後は大学院進学を検討していますが、生涯にわたって内科の勤務医として、臨床現場で働きたいと考えています。

Schedule 1日のスケジュール

08:00

出勤

病棟でのオーダー、回診など

09:30

気管支鏡

TBLB、EBUS-TBNA、BALなど。3年目~術者をやらせてもらっています。

13:00

外来

肺がん化学療法中の方がメインですが、他に非結核性抗酸菌症、間質性肺炎、喘息、他科からのコンサルタントなど

16:30

病棟

夕回診など

17:30

週に1回カンファレンス

18:30

退勤

Cases 経験症例

肺がんの各種化学療法(irAEなど合併症に対する治療も含め)、間質性肺炎、胸腺腫肺炎、非結核性抗酸菌症、気管支喘息大発作、COPD増悪
市中病院への派遣の際は呼吸器疾患に限らず一般内科全般の診療

外科

自治医科大学附属さいたま医療センター外科専門研修プログラム

執刀医として多彩な症例を経験し、学会発表などアカデミックな活動も充実

外科

自治医科大学附属さいたま医療センター外科専門研修プログラム

執刀医として多彩な症例を経験し、学会発表などアカデミックな活動も充実

大学時代の実習以降、一貫して肝胆膵外科を志望する長谷部先生。臨床研修に続いて自治医科大学での専門研修プログラムを選んだポイント、忙しくも充実した日々の様子などをお聞きします。

長谷部 龍士はせべ りゅうじ

医師期間

専攻医1年目(医師3年目)

出身大学

プログラムスケジュール

研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
論文、院外活動など
医師3~5年目
連携病院(横須賀市立うわまち病院、練馬光が丘病院、仙台オープン病院、東埼玉総合病院)・自治医科大学附属埼玉医療センター(上部消化管/大腸・肛門/肝胆膵/乳腺・甲状腺)を1~2年ずつ。

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

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忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

多彩な症例を経験し、アカデミックな活動も充実

ローテーションで消化器外科を回った時に膵がんの症例がとても印象深くて、その頃から肝胆膵外科に興味を持つようになりました。こちらには臨床研修でもお世話になったのですが、手術や学会発表に加えて、患者さんとの向き合い方なども丁寧にご指導いただいたんですね。高難度のオペや手術困難症例も多く扱っていることで幅広く経験を積めると思い、引き続きこちらで仕事をしたいと思いました。当センターは大学病院でありながら市中病院の側面もあり、多彩な症例を経験できる点が魅力です。また指導医の先生方も熱意のある方が多く、臨床に加えて研究や学会発表などのアカデミックな分野も熱心に指導してくださいます。自分のやる気次第で多くを学べる環境が整っていますので、こちらを選んで間違いなかったと思っています。

良性疾患を中心に手術を執刀し、緊急手術にも対応

3年間のプログラムでは当センターと連携病院を半分ずつ回る感じになっています。こちらにいる間は消化器外科の4つのグループを回ることになっていて、今は当初から希望していた肝胆膵外科で勉強させていただいています。肝胆膵領域の手術は所要時間が長くなる傾向があり、朝9時にスタートして午後の3、4時までかかることも少なくありません。時には通常手術に加えて緊急オペが入ったりすることもありますが、その場合は指導医の先生がサポートしてくださるので安心です。また、自分で考えたことを提案すると「やってみれば?」と任せてくださるケースもよくあります。患者さんをご自宅に戻すために退院カンファレンスを開き、地域の医療機関との連携体制を構築して、無事に患者さんを送り出せた時には何とも言えないやりがいを感じました。

外科専門医の先に高度技能専門医を見据え、日々研鑽を積む

今は朝7時頃に出勤して、手術や病棟業務の後に論文の執筆などをして、夜9時頃に病院を後にする毎日です。当直は月に2回ほどあり、専攻医1年目は救急科の当直を担当することになっています。オンコールは月に5~6回、土曜日・日曜日は持ち回りで回診を行っていますが、土日のどちらかはゆっくり休めている感じです。有休も申請すれば問題なく取れますし、「医師の働き方改革」のために何かを変える必要はないと思います。今のところ鼠径ヘルニアや胆嚢結石をはじめとした良性疾患を中心に担当していますが、外科専門医に必要な症例は3年間でもれなく経験・執刀できるでしょう。僕は当初から肝胆膵外科を志望しているので、学会が認定する高度技能専門医も目指しつつ、研究でも何らかのエビデンスを出せたらいいなと思っています。

Schedule 1日のスケジュール

07:00

出勤/回診

08:00

カンファレンス

09:00

手術(手術がない日は病棟業務など)

16:00

回診

17:00

病理検体整理

18:00

病棟業務/手術準備

20:00

論文執筆

21:00

退勤

Cases 経験症例

イレウス管挿入術、CVポート造設術、鼠経ヘルニア修復術(鼠径部切開法、TAPP法)、開腹リンパ節生検術、腹腔鏡下虫垂切除術、腹腔鏡下胆嚢摘出術、腸閉塞解除術、小腸部分切除術、人工肛門造設術・閉鎖術、開腹下結腸切除術、胃空腸バイパス術、消化管穿孔・反発性腹膜炎に対する緊急手術(ハルトマン手術、大網被覆/充填術)、乳房部分切除術、腹腔鏡下腹壁瘢痕ヘルニア修復術、肝部分切除術

皮膚科

自治医科大学附属さいたま医療センター皮膚科専門研修プログラム

ワークライフバランスも充実。難治性・悪性の皮膚疾患をはじめ幅広い症例を経験

皮膚科

自治医科大学附属さいたま医療センター皮膚科専門研修プログラム

ワークライフバランスも充実。難治性・悪性の皮膚疾患をはじめ幅広い症例を経験

患者さんと対話しながら適切な診断に結びつけ、治療方針を決定する過程にやりがいを感じるという藤野先生。「地元に根ざした医療をしたい」と話す藤野先生に、皮膚科診療の魅力などなどをお聞きしました。

藤野 久実佳ふじの くみか

医師期間

専攻医2年目

出身大学

プログラムスケジュール

研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
論文、院外活動など
医師3年目
自治医科大学附属さいたま医療センター
医師4年目
自治医科大学附属さいたま医療センター 皮膚科(9カ月)/形成外科(3カ月)
医師5年目
さいたま北部医療センター

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

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忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

皮膚科医療を通して、愛着のある地元に貢献したい

ローテーションで皮膚科を回り、いろいろな症例に関わるうちに「自分に合っている」と感じました。皮膚科では患者さんと向き合ってお話をしながら必要に応じて皮膚生検をして診断をつけ、一人一人に合った治療法を考えます。そうした部分にやりがいを感じで、この分野を専門にしようと思いました。私は埼玉県の出身で、地域に根ざした医療をしたいと考えていましたので、臨床研修に続いてこちらでお世話になることを決めました。当院は大学病院のため、市中病院では経験できない稀な疾患や重症例を担当する機会に恵まれ、他科と連携して治療にあたる症例も少なくありません。最寄りの大宮駅から少々遠いこと、朝のバスが混むことを除けば(笑)、恵まれた環境で仕事ができていると思います。

難治性・悪性の皮膚疾患をはじめ幅広い症例を経験

今は当センターで皮膚科や形成外科を経験したり、連携病院の外来を担当したりします。外来では中等症~重症のアトピー性皮膚炎や乾癬、難治性皮膚疾患など、地域のクリニックでは治療が難しい患者さんを診ることが多いでしょうか。初診・再診を合わせて、午前中の1コマだけで15人くらいの患者さんを診ています。病棟のほうは常時2~3人の入院患者さんを受け持っていて、重症薬疹、自己免疫性水疱症、皮膚悪性腫瘍などを診ることが多いです。以前私が担当した重症薬疹の患者さんは、全身の95%くらいの皮膚がむけてしまっていて、初めは言葉を発することも難しい状態でした。一時は集中治療部で管理するなど懸命な治療を行って、最終的にほぼ完治とった時は感慨深かったです。

女性医師が多数在籍。ライフワークバランスも充実

当センターの皮膚科には女性医師が多く所属していて、毎年のように若い先生が入って来ます。和気あいあいと楽しい雰囲気がある一方で、仕事には一生懸命に取り組んでいるところがとてもいいなと思います。私もまずは3年後の皮膚科専門医の試験に合格を目指して日々努力しています。皮膚科専門医の条件に、学会発表、論文、症例レポートがあります。当センターでは症例数が多く、学会発表、論文の低学年から取り組み、きっちり指導してもらえるので、効率よくこなせば専門医取得の近道となるはずです。

Schedule 1日のスケジュール

08:00

出勤

09:00

外来

※火曜日:(夕)カンファレンス

※水曜日:(朝)病棟カンファレンス/(午後):手術日/(夕)病理・臨床カンファレンス

※木曜日:(午前)手術日

16:00

回診

18:00

退勤

麻酔科

自治医科大学さいたま医療センター  麻酔科専門研修

心臓血管麻酔を数多く担当。「患者さんの回復」が一番のモチベーション

麻酔科

自治医科大学さいたま医療センター  麻酔科専門研修

心臓血管麻酔を数多く担当。「患者さんの回復」が一番のモチベーション

初期研修で麻酔科の楽しさを知り、麻酔科専門医を目指して研修プログラムに取り組む岡先生。手術中のみならずICUでの全身管理も担う岡先生に、麻酔科医ならではのやりがいや職場の雰囲気などを伺います。

岡 愛理おか あいり

医師期間

専攻医1年目(医師3年目)

出身大学

日本医科大学

お住まい

職員住宅、病院から徒歩10分

プログラムスケジュール

研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
論文、院外活動など
医師3年次
自治医科大学附属さいたま医療センター(3カ月自治医科大学本院)
医師4年次
静岡市立静岡病院
医師5年次
自治医科大学附属さいたま医療センター(予定)

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

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忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

プログラム選びのポイントは、心臓血管領域の手術件数の豊富さ

学生の頃から「患者さんの全身管理ができるようになりたい」と考えていて、自分の中で麻酔科、救急科、外科などいくつかの選択肢を考えていました。その中で麻酔科を選んだのは、初期研修のローテーションで一番「楽しい」と思えたからです。手術中に自分が投与した薬が、すぐに患者さんのバイタルなどに反映されるのを目の当たりにして。自分の仕事に対する手応えややりがいを感じたことで、麻酔科に進むことを決めました。当センターは心臓血管外科の手術件数が多いため、早い段階から心臓麻酔を経験できる点が魅力でした。今は麻酔科専門医を取ることを目標にしていますが、いずれは心臓血管麻酔専門医の資格も目指したいなと思っています。

患者さんが順調に回復していくことが何よりのやりがい

私はいま専攻医1年目が終わろうという時期ですが、小児科と脳神経外科を除いて専門医取得に必要な症例はほぼカバーできている感じです。当センターは心臓血管外科の手術が盛んな反面、小児科の症例が少ない印象がありますけれど、研修期間中に埼玉県立小児医療センターに行く予定なので特に心配はしていません。当センターのICUは「クローズドICU」になっていて、手術後の患者さんの管理は麻酔科医に任されています。患者さんの術後管理に携わった経験は麻酔科医としての仕事に役立つものですから、恵まれた環境で仕事をさせていただいていると思います。手術中に患者さんと言葉を交わすことはもちろんできませんが、術後の患者さんが順調に回復なさっている様子を目にすると、何とも言えないやりがいを感じます。

有休取得は「先着順」。メリハリのある働きやすい職場環境

平日は毎朝8時からカンファレンスがあり、8時半から手術室での麻酔業務に入ります。お昼休みや退勤時間は日によって違いますが、かなり遅くなっても夜8時には業務終了となるでしょうか。麻酔科全体として「無駄な業務に時間を費やすことはやめよう」といった雰囲気があるので、メリハリのある働き方ができていると思います。当直は業務に慣れてきた1年目の秋頃から担当するようになり、今は月に4~5回のペースで当直や宅直が回ってきます。私が個人的に素晴らしいと思っているのは「有休の取りやすさ」です。麻酔科では1日に最大2人までお休みできる決まりになっていて、年功序列も休暇取得の理由も関係なく「先着順」で休暇を申請できるんです。いちいち上の先生の顔色をうかがう必要がないので、本当の意味で有休が取りやすい環境だと思います。

Schedule 1日のスケジュール

07:00

~7:30 出勤

麻酔準備、勉強会、抄読会

08:00

カンファレンス

08:30

麻酔業務開始

11:00

~12:00 昼休憩

時間は日によって前後

17:00

~19:00 退勤

日によって退勤時間は前後、遅くても20:00までには

Cases 経験症例

●平均担当患者数 1-3人(日による)
●心臓血管外科症例の麻酔を1年目の夏の終わり頃〜経験できるのが最大の特徴
●本院の研修期間もあり、産科・小児・脳外科症例が自治さいたまより多く補える
●1年目の時点で専門医取得に必要な経験症例は半分以上満たせる

眼科

自治医科大学附属さいたま医療センター 眼科専門研修プログラム

専攻医1年目から外来を担当。専門家のアドバイスを受けつつ幅広い症例を経験

眼科

自治医科大学附属さいたま医療センター 眼科専門研修プログラム

専攻医1年目から外来を担当。専門家のアドバイスを受けつつ幅広い症例を経験

医学生のときに目の病気が発覚したことを機に、眼科に進むことを決意したという淺見先生。自身の主治医でもある教授のもとで専門医取得を目指す淺見先生に、自治医科大学附属さいたま医療センターならではの魅力を伺いました。

淺見 英伸あさみ ひでのぶ

医師期間

専攻医1年目(医師3年目) ※取材当時

出身大学

群馬大学

お住まい

職員住宅

将来の目標

ぶどう膜炎専門

プログラムスケジュール

研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
論文、院外活動など
医師3年目
自治医科大学附属さいたま医療センター 眼科
日本臨床眼科学会での発表 その他講演会での発表
医師4年目
自治医科大学附属さいたま医療センター 眼科
医師5年目
連携先の外部病院 眼科

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

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忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

ぶどう膜炎のスペシャリストのもとで幅広い症例を経験

自分の専門について悩んでいた大学4年のとき、思いがけず「ぶどう膜炎」であることが分かり、このことをきっかけに眼科に進むことを決めました。当院の眼科科長である蕪城先生はぶどう膜炎を専門にされているため、「先生のもとで学びたい」と考えてこちらのプログラムを選びました。一口に眼科と言っても専門分野が細かく分かれていますが、当院にはそれぞれを専門にする医師が在籍し、さまざまな症例が集まってきます。症例にかたよりがなく、手術から内科的な治療まで幅広く経験できるところも決め手になりました。実際に診療をスタートして1年に満たない今の時点で、一般的な眼科疾患はほぼ網羅できているでしょうか。専門医取得に足りない遺伝性疾患などは今後、連携先の病院で勉強する予定です。

万全のサポートを受け、専攻医1年目から外来を担当

眼科の専門研修プログラムでは、専攻医が診察した後に指導医がチェックを行う「2診制」が一般的かと思います。これに対して当院は、専攻医1年目から1人で外来を担当するのが基本です。初診時から主治医として関わり、自分の頭で考えながら治療方針を立てる……。もちろん当初は不安もありましたが、困ったり迷ったりした時はいつでも上の先生に相談できるので助かりました。眼科の先生方はみなさん優しいので、たとえ外来が混んでいても、お願いすればすぐに診察室に駆けつけてくださるので安心です。主治医として患者さんを診て、自分の治療がうまくいったり、患者さんから「ありがとうございます」と言っていただけたりすると非常にやりがいを感じます。

午後6時退勤&土日休みもOK。働きやすい環境も魅力

今は外来をメインで担当しているので、日中忙しくてお昼ご飯を逃すことはあっても(笑)午後6時までに帰れることがほとんどです。専攻医は全員で役割分担をしているため、病棟当番は月に2回、土日が両方休みになるときもあります。有休はもちろん産休・育休も取りやすいようで、今も2~3人がお休みされているでしょうか。進路についても教授自らヒアリングをしてこちらの希望を拾い上げ、医局の関連病院に限らず推薦状を書いてくださるので選択の幅が広がります。眼科の医局は各分野の専門家が集まっていて、専門の先生に相談しながら自分が主治医として診られるので、経験値は確実に上がるでしょう。私も眼科専門医を取ったら、サブスペとしてぶどう膜炎や緑内障なども勉強したいなと思っています。

Schedule 1日のスケジュール

08:30

出勤

08:30

~09:00 病棟回診

術後等で入院中の患者を眼科診察室で診察します

09:00

~17:30 手術

人により手術日と外来日が割り当てられており、私の場合は月・水が手術、その他の曜日が外来日です

17:30

~18:30 カンファレンス

毎週水曜日にカンファレンスがあり、翌週の手術の確認、医局会を行なっています

18:30

退勤

Cases 経験症例

●平均担当患者数 一日20~30人
● サルコイドーシス、ベーチェット病、ヘルペス虹彩炎、悪性リンパ腫等ぶどう膜炎
● 特発性視神経炎、視神経脊髄炎、甲状腺眼症、眼窩蜂窩織炎、真菌性眼内炎、C MV網膜炎、急性網膜壊死
● 水疱性角膜症、アカントアメーバ角膜炎、緑膿菌性角膜潰瘍、角膜内皮移植、角膜裂傷
● 網膜剥離、網膜前膜、増殖性糖尿病性網膜症、加齢黄斑変性、黄斑ジストロフィー
● 白内障、後発白内障、閉塞隅角緑内障、開放隅角緑内障、眼球破裂等

小児科

自治医科大学附属さいたま医療センター 小児科専門研修プログラム

小児科専門医として未来ある子どもたちの健康を支え、地域医療に貢献したい

小児科

自治医科大学附属さいたま医療センター 小児科専門研修プログラム

小児科専門医として未来ある子どもたちの健康を支え、地域医療に貢献したい

家族の病気をきっかけに医師を目指した藤田先生にとって「医師になることはそのまま小児科医になることだった」といいます。サブスペとして周産期専門医(新生児)を見据える藤田先生に、自治医科大学附属さいたま医療センターならではの魅力を伺いました。

藤田 悠希ふじた ゆうき

医師期間

専攻医1年目(医師3年目) ※取材当時

出身大学

東京慈恵会医科大学

お住まい

病院から50分程度

プログラムスケジュール

研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
論文、院外活動など
医師3年目
NICU
医師4年目
一般小児科
医師5年目
自治医科大学本院、さいたま赤十字病院

プログラム指標※インタビュー対象者の個人の主観です

0
1
2
3
4
5
忙しさ
指導体制
経験値
自身の裁量権
自己研鑽の時間
福利厚生
WLB

後遺症に苦しむ赤ちゃんを減らし、地域医療に貢献したい

弟が超低出生体重児として生まれ、NICUに入ったり、後遺症のために通院したりするのを見てきました。「後遺症に苦しむ赤ちゃんを減らしたい」という気持ちで医師を目指したため、医学部を受験した当初から小児科に進もうと決めていました。当院がある埼玉県は人口に対して医師の数がもっとも少ないと言われます。もう10年以上前になりますが、家族が救急搬送された際も埼玉県内で受け入れてくれる施設がなく、救急車で都内に運ばれたことがありました。そうしたことを踏まえて改めて地域に貢献したいと考え、埼玉県で専門医取得を目指すことにしました。当院は独立した医局なので、外の病院に行く場合も県内の施設を選べるのがいいなと思いました。私も3年間のうちのどこかで半年、さいたま赤十字病院へ行く予定です。

患者家族からの感謝の言葉が日々のモチベーションに

専攻医1年目の今年は、当院のNICUを担当しています。まだ1年目ではありますが主治医として対応する場面が多くあり、治療のほかに患者説明や退院調整などを任されています。たとえば生まれてきた赤ちゃんに染色体異常が疑われる場合に、どのタイミングで・どのようにお伝えしたらいいかなど、自分の裁量で判断できるのでやりがいがあります。最初の頃はご家族への説明の場に上の先生が同席してくださり、フィードバックをもらいながら勉強させていただきました。おかげで今は、あまりいい話ではないことをお伝えしても「分かってよかった」とポジティブに受け止めてくださることが多くなったように思います。ご家族から感謝の言葉をいただけることが、日々の診療のモチベーションになっています。

若いスタッフがそろう医局ならではの風通しのよさが魅力

今は毎朝8時半に出勤して、申し送りやオーダー出しなどをしています。何か疑問などがあるときは、教授回診の際にフィードバックをいただくことが多いですね。日中の忙しさは緊急入院や新生児搬送の有無によって異なりますが、平均して午後5時半頃には業務終了になるでしょうか。当院は2次救急の輪番病院になっているので、一般小児を勉強する予定の来年は忙しくなるかもしれませんが、経験値は確実に上がると思います。一方で当院では小児の神経や血液の病気を経験できないため、それらの領域は外の病院で勉強することになります。小児科の医師の平均年齢は30代前半くらいと若く、何でも相談しやすい風通しのよさがありますから、私のように地域医療に貢献したいという志のある方にぜひ仲間になっていただきたいです。

Schedule 1日のスケジュール

08:30

出勤

08:30

申し送り

09:00

オーダー出し

10:00

処置(採血など)

11:00

教授回診

13:00

処置(採血など)

17:00

申し送り

緊急入院、新生児搬送の有無により大幅に忙しさが変わります

17:30

退勤

Cases 経験症例

●平均担当患者数 4人
● 小児外科併設されているため、外科症例も経験できる
● 30週早産児
● 呼吸障害(新生児一過性多呼吸、胎便吸引症候群)
● 先天性心疾患
● 染色体異常